竜星涼、朝ドラ後初の連続ドラマに懸ける思い “人生の岐路”も明かす<「スタンドUPスタート」インタビュー後編>

【モデルプレス=2023/01/18】1月18日スタートのフジテレビ系水10ドラマ「スタンドUPスタート」(毎週水曜よる10時~ ※初回15分拡大)で主演を務める俳優の竜星涼(りゅうせい・りょう/29)のモデルプレスインタビュー後編。朝ドラ出演で注目を浴びた今思っていることや、悲しみを乗り越えた方法まで、彼自身の心の内に迫った。

【写真】竜星涼、脚の長さ際立つスーツ姿

◆竜星涼「邪な気持ちを忘れない」その真意とは?

― 竜星さんにとって初めてのドラマ「素直になれなくて」(2010年)もフジテレビでしたが、当時の出来事で印象に残っていることはありますか?

竜星:目の前に広がる機材や撮影スタッフ、出演者の方を見て「うわぁ!芸能人だ」「メイキング映像に映る現場だ」みたいな、そんな邪な気持ちでしかなかったですね(笑)。でもそれは今でも思いますし、未だにその気持ちは忘れないようにしています。

― 「邪な気持ちを忘れないように」というのは、どういった理由からなのでしょうか?

竜星:例えば僕らは、電車に乗っているサラリーマンや学生を体現してお芝居で見せていくじゃないですか。なのでそういった方々を演じるにあたって「うわぁ!芸能人だ」みたいな感覚はいつまでも忘れてはいけないのかなと思っています。そういう意味では「こうなりたい、ああなりたい」という欲も忘れてはいけないだろうし、最初に思ったことはずっと大事にしながら生きていきたいです。

◆竜星涼、朝ドラ後初の連ドラに懸ける思い

―竜星さんにとってこの作品は2023年最初を飾る作品になります。2022年はNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の“ニーニー”役でもものすごく話題になった勢いのある年だったと思いますが、振り返ってみていかがですか?

竜星:1年間「ちむどんどん」をやらせてもらう中で、より多くの人に観ていただけたというのは僕にとってすごく大きかったです。「昭和元禄落語心中」(NHK/2018年)というドラマの縁によってまた呼んでいただいたのですが、そのきっかけはあれど、僕はそこに甘んじることなく自分なりのキャラクターを作って脚本通りに演じたつもりです。なのでそれがどのような評価を受けても「やってやったぞ」という感覚なのですが、それによって“ニーニー”のイメージが付いたのであれば、またガラッと印象を変えられる役、同じぐらい強いキャラクターを皆さんに見せられるようにしたいです。

◆竜星涼の“人生の岐路”

― 大陽は人生の岐路に立つ人たちの背中を押していくような役柄ですが、竜星さんの“人生の岐路”となった経験、その時どのようなものが自分の背中を押してくれたかを教えてください。

竜星:10年以上このお仕事をやらせてもらっていますが、自分の中で「これが向いているのか」「これをやり続けていけるのか」という不安は毎回抱えています。でもその度に共演者の方、先輩方、観てくれている人たちの評価を受けて自信をつけていて、それが自分の中では大きなポイントだったのかなと思います。天才ってやっぱり自信と不安の間で生きていると思うんです。だから自分は天才にはなれないけれど、少しでも自信を持ってそれを守るための努力を惜しまなく重ねていけば、何か掴めるんじゃないかな。そう思いながら今ここにいます。

― ちなみに今までで1番岐路だと感じた作品は?

竜星:自分の中で1番大きく変わったというか、「この仕事をやっていこう」という自信をもらえたのは劇団☆新感線さんの舞台「修羅天魔~髑髏城の七人 Season極」(2018年)です。たくさんの方に観ていただきながら自分も変わらなきゃいけないという思いで挑んだ作品でしたし、自信を少し手に入れながら、自分が楽しむことの大切さも同時に教えてもらった気がします。

◆竜星涼が悲しみを乗り越えた方法

― 今作には様々な壁にぶつかっている人が登場しますが、竜星さんが悲しみを乗り越えた経験、その乗り越え方を教えてください。

竜星:あまり参考にならないかもしれないのですが、僕は基本的に悩まないです。あまり後腐れしない。悩んだってしょうがないので、もう次に行くしかないと思っています。悩んでも結局それを取り戻すことはできないし、過去には戻れない。なのでどうするかというと、もう前に進むしかない。だから失敗を失敗と思わないのが1番いいんじゃないかなと思います。

― 竜星さんはその切り替えが上手くできるということですよね。

竜星:もうそうするしかないんですよね。例えば「あの時お芝居でこうしとけばよかったな」「なんでこの言葉言っちゃったかな」「なんでここで言葉区切っちゃったかな」とか思うことはいっぱいあるんですけど、でもそんなことを気にしていたらキリがない。だから、芝居では監督などそれを決める人がいいと言ったら、もうそれはOKだと完結させることが大事かなと。でもそれは“諦め”ではないと思っています。

◆竜星涼の夢を叶える秘訣

― 最後に竜星さんの“夢を叶える秘訣”もお伺いしたいのですが、2020年のインタビューの時には「挑戦し続けることです。やりたいと思ったことには、果敢に、自分から挑戦することが1番大事かなと思います」と答えていらっしゃいました。そこから約2年半が経った今、「これも大事だな」と感じたことはありますか?

竜星:その時と同じです。自分がエネルギーを持ってやれるのであれば、どんなことでも叶うと思います。その先にもしかしたら違うことが待っているかもしれないけど、やってみなきゃわからないことの方が多いと思うので、まずはやってみる方がいいんじゃないでしょうか。それをやめることや違う道に行くことはいくらでもできるので。なので変わらないですね。

― 貴重なお話をありがとうございました。ドラマの放送も楽しみにしています!

(modelpress編集部)

◆竜星涼(りゅうせい・りょう)プロフィール

1993年3月24日生まれ。2010年にドラマ「素直になれなくて」(フジテレビ系)でドラマデビュー。2016年1月フランス・パリで行われた「Yohji Yamamoto HOMME 2016-2017AW Paris Collection」でパリコレデビューも果たした。近年の主な出演作にドラマ「アンナチュラル」(TBS系/2018年)「同期のサクラ」(日本テレビ系/2019年)、「レンアイ漫画家」(フジテレビ系/2020年)、「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京/2021年)、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(2022年)、映画「ぐらんぶる」(2020年)「リスタートはただいまのあとで」(2020年)など。

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