ローマ、チェルシーMFツィエクへ関心強める…選手本人もセリエAでのプレーを希望か

 ローマがチェルシー所属のモロッコ代表MFハキム・ツィエクへの関心を強めているようだ。26日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。

 ローマは今冬の移籍市場でイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの売却を試みている。選手本人も退団を望んでおり、ミランやボーンマスといった複数クラブが獲得に興味を示していることから、1月中の移籍が現実味を帯びている状況だ。こうした状況を踏まえ、ローマもザニオーロの後釜確保に向けたリストアップを進め、ツィエクの動向を注視していることが明らかになっていた。

 報道によると、すでにローマはツィエクの代理人と接触済みで、今冬の移籍に向けた交渉がスタートしている模様。チェルシーは国際サッカー連盟(FIFA)が定めたレンタル枠の上限に関する規定を考慮し、完全移籍での放出を望んでいるという。ローマ側もこうした状況を理解しており、完全移籍での獲得について検討を重ねているようだ。なお、チェルシーの要求額は2000万ユーロ(約28億円)から2500万ユーロ(約35億円)とされているが、今後の交渉次第では金額が引き下げられる可能性もあるという。

 ツィエクに対しては、エヴァートンやニューカッスルといったプレミアリーグ勢からの関心も明らかになっている。しかし、25日のイギリス紙『デイリーメール』によると、ツィエク本人はセリエA移籍を希望しており、チェルシーも国内クラブに同選手を売却する意思はないという。また、かねてからツィエクに関心を寄せていたミランは、今冬の移籍市場では獲得に乗り出さない可能性が高いようだ。

 現在29歳のツィエクは2020年夏に移籍金3300万ポンド(約53億円)でアヤックスからチェルシーに完全移籍。活躍に大きな期待がかかっていたものの、適応に苦戦し、絶対的主力に定着することができず。今シーズンは公式戦15試合に出場しているが、先発出場はわずか6試合にとどまり、ここまで0ゴール1アシストと結果を残すことができていない。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)