城崎温泉へ高速延伸「山陰近畿道」事業化に向け「工事の難易度」調査へ

開通すれば高速バスも時間短縮となります。

北近畿豊岡道からさらに延伸

 北近畿地方へ伸びる高速道路が、さらに延伸へはずみです。豊岡河川国道事務所は2023年1月18日(水)、山陰近畿自動車道の豊岡北~城崎温泉について、事業化を見据えた検討会を開催しました。 山陰近畿自動車道は京都縦貫道からさらに延伸し、京丹後市まわりで豊岡を経由し、鳥取へいたる高規格道路。途中の豊岡北ICでは、南からやってきた北近畿豊岡自動車道と接続します。佐津~新温泉浜坂など一部が開通済みですが、豊岡周辺は事業化もまだの状況です。 いっぽう、北近畿豊岡道は手前の但馬空港IC~豊岡ICが工事中ですでに豊岡北ICまで事業化済みです。今回検討となる豊岡北~城崎温泉は、実質的に北近畿豊岡道の延伸区間とも言えます。都市計画決定は昨年2月に完了済み。開通すれば、関西から城崎温泉まで、播但道・舞鶴若狭道を経由して高速道路で直結します。 豊岡北~城崎温泉は延長7.4km。うちトンネルが3.9km、橋梁が2.4kmを占めています。城崎の温泉街やJR城崎駅は円山川西岸にありますが、城崎温泉ICは東岸に設置される予定で、温泉街から高速道路の姿は見えません。 今後、この工事が「難工事になるかどうか」が調査検討され、事業化する際の概略工期の参考となる予定です。基本的にはトンネル工事の難易度が中心で、現地での地質調査を経て、軟弱な地盤や破砕帯などが無いかどうかが確認されます。調査の結果をもとに、2月に再び検討会が開催予定です。

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