ピオリ監督への信頼を強調! マルディーニTD、白星遠ざかるチームに「私の頃のミランでも…」

 ミランのテクニカル・ディレクター(TD)職に就くパオロ・マルディーニ氏が、同クラブを率いるステファノ・ピオリ監督への信頼を強調した。24日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 ピオリ政権4年目となる今季、セリエA連覇を目標に据えた“ロッソネロだったが、シーズン前半戦を終えて首位をひた走るナポリとの勝ち点差は「12」に開いた。とりわけ、直近の公式戦5試合で未勝利が続いており、その間にはスーパーカップでインテルに0-3の屈辱的な敗戦を喫するなど、苦境に陥っている。

 ピオリ監督は2019年10月に就任以降、7年ぶりのチャンピオンズリーグ出場権を齎らし、11年ぶりのスクデット戴冠に導いた。“名門復権”の功労者が作り上げたチームについて、マルディーニTDは「月並みな言葉になるけど、私たちがスクデットを獲得できたのは“スピリット”のおかげだ。今はこれを冷静に取り戻していかなければならない」と口にしつつ、「リーグ戦で2位、昨季は7年ぶりのチャンピオンズリーグ出場も果たした…このチームはまだまだ許容範囲内にいる。心配はしていないよ」と今月4日以降、白星から遠ざかっているものの、楽観的な心境を明かした。

 また、ピオリ監督への信頼を強調したマルディーニTDは「これまで、(このチームが)仕事で手を抜いていたことは一度もない。すべてのトレーニングに必ず立ち会っている私が、そのことを断言しよう。私の頃のミランでも、自信と信頼を失うことがあった。そういうことは起こり得ることだし、このクラブは立ち直る術を知っている」と披瀝。続けて「ピオリへの信頼? それは聞きたくなかった質問だね。信頼関係があることは明らかだし、それでいいんだ」と語っている。

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