アーセナルがスペツィアのDFキヴィオル獲得間近に…ポーランド代表としてカタールW杯にも出場

 アーセナルがスペツィアのポーランド代表DFヤクブ・キヴィオル獲得に近づいているようだ。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』などが報じている。

 報道によると、両クラブはすでにクラブ間合意に達し、選手側との個人合意も取り付けたとのこと。キヴィオル自身はロンドンに向かう手はずも整えており、数日中にメディカルチェックも受診予定だ。なお、契約期間は2028年6月末までの5年半となる見込み。

 移籍金は報道によって多少のバラツキがあり、移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏は2000万ユーロ(約28億円)+ボーナスと伝えている。一方で、こちらも移籍市場に詳しい『スカイ・イタリア』のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者によると、2500万ユーロ(約35億円)+ボーナスという条件で合意に至ったとしている。ただし、どちらにせよ取引実現が限りなく近づいていることは事実であると窺える。

 キヴィオルは現在22歳。アンデルレヒトの下部組織などでプレーした後、2021年夏にスペツィアへ加入。2021-22シーズンは守備的なMFでの出場も多かったが、今季はセンターバックでのプレーが大半となっている。身長は189cmで、利き足は左。アーセナルにとっては、フル稼働が続いていたブラジル代表DFガブリエウの負担を減らせる大きな補強となり得る。

 また、ポーランド代表では各年代の代表でプレーした後、2022年6月11日のUEFAネーションズリーグのオランダ代表戦でデビュー。FIFAワールドカップカタール2022でもメンバー入りし、全4試合に出場した。

 初めてのプレミアリーグ挑戦が近づくキヴィオル。19シーズンぶりのリーグ優勝と初のヨーロッパリーグ制覇を狙うアーセナルにとっては、さらなる追い風が吹く補強になりそうだ。

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