アトレティコ、バルサからオランダ代表FWメンフィス・デパイを獲得!…2年半契約を締結

 アトレティコ・マドリードは20日、バルセロナからオランダ代表FWメンフィス・デパイを完全移籍で獲得したことを発表した。

 契約期間は2025年6月末までの約2年半までとなっている。移籍金は明かされていないものの、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、300万ユーロ(約4億円)から400万ユーロ(約5億6000万円)程度になる見込みとのことだ。

 現在28歳のデパイは母国のPSVの下部組織出身で、2012年にトップチーム昇格。同クラブでは在籍した4シーズンで公式戦124試合に出場し50ゴール29アシストを記録した。2015年7月にはマンチェスター・Uに加入。背番号「7」を託され、”エース”としての活躍が期待されたが、本来のパフォーマンスを発揮することができず、2017年1月にリヨンに移籍した。

 リヨンでは攻撃の主軸として活躍し、在籍した3シーズン半で公式戦通算76ゴール55アシストを記録した。そして2021年7月にバルセロナに完全移籍で加入。加入直後から主力に定着し、2021-22シーズンは公式戦38試合の出場で13ゴール2アシストをマークした。しかし、今シーズンはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの加入や自身の負傷の影響もあり出場機会が激減。ここまでわずか4試合の出場にとどまっていた。

 また、2013年10月にデビューを飾ったオランダ代表では、ここまで公式戦86試合に出場し43ゴール29アシストをマーク。FIFAワールドカップブラジル2014やEURO2020などの国際舞台も経験している。昨年開催されたFIFAワールドカップカタール2022でも代表メンバーに名を連ね、本大会では全5試合に出場し1ゴールを記録した。

 今シーズンの前半戦は、チャンピオンズリーグ(CL)でまさかの敗退を喫するなど、不安定な戦いに終始したアトレティコ・マドリード。経験・能力ともに申し分ないデパイの加入は、シーズン後半戦に向けた”起爆剤”となるのだろうか。今後の活躍に大きな期待がかかる。

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