バイエルン、スイス代表GKゾマー獲得を発表! ノイアー負傷もブンデス屈指の“守護神”を確保

 バイエルンは19日、ボルシアMGからスイス代表GKヤン・ゾマーが完全移籍にて加入することを発表した。

 ブンデスリーガを代表するGKが、ドイツの“絶対王者”に加入することとなった。契約期間は2025年夏までの2年半。移籍金は明かされていないものの、スイスメディア『Blick』によると800万ユーロ(約11億円)にボーナス150万ユーロ(約2億1000万円)ほどの見込みだ。背番号は「27」に決まった。

 バイエルンには絶対的な守護神としてドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが君臨しているが、同選手はオフにスキーを楽しんだ際に下腿部の骨折という大ケガに見舞われ、今シーズン中の復帰は絶望的となっている。この緊急事態を受けて、バイエルンは今冬の移籍市場で最後尾を任せられるGKの確保を画策。モナコにレンタル移籍しているドイツ人GKアレクサンダー・ニューベルの呼び戻しなど様々な案が検討されたが、最終的にはブンデスリーガ屈指の実力者を確保することとなった。

 加入に際し、ゾマーはバイエルンのクラブ公式HPを通してコメントを発表している。

「バイエルンでの新たな挑戦にとても興奮している。とてもビッグで、そしてパワフルなクラブだ。何度も対戦したことがあるから、このクラブが持っている高いクオリティーやオーラについては理解しているよ。バイエルンの一員になれたことをとても誇りに思う。これからは大きなチャレンジが待っている。新しいチームメイトと共に迎えるスタートを、そしてこれから起こるであろう全てのことを楽しみにしている。ボルシアMGでは8年半もの素晴らしい時間を過ごした。今回の移籍を実現してくれたことに感謝している」

 ゾマーは1988年12月17日生まれの現在34歳。母国の名門であるバーゼルの下部組織出身で、ファドゥーツへのレンタル移籍を経て2008-09シーズン途中の2009年2月にトップチームデビューを飾った。その後はグラスホッパーへのレンタル移籍も経験。2011-12シーズンからバーゼルで正守護神の座を射止めた。2013-14シーズンまでの在籍でクラブのスイス・スーパーリーグ4連覇に貢献し、2014年夏にボルシアMGへと完全移籍した。

 ボルシアMGでは加入直後から定位置を確保。今季まで9シーズンにわたってボルシアMGの最後尾に君臨していた。今シーズンは負傷の影響で欠場した試合もあったが、ブンデスリーガ第15節終了時点で10試合に出場。日本代表DF板倉滉らとともにボルシアMGの守備を支えていた。

 また、2012年5月にはスイス代表としてデビューを飾り、これまでに通算で80試合に出場。ワールドカップでは3大会連続でメンバー入りを果たしており、FIFAワールドカップカタール2022でも正守護神を務めていた。

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