前線補強を目指すアーセナル、トロサール獲得に向け交渉中…選手とは既に個人合意か

 アーセナルがブライトン所属のベルギー代表FWレアンドロ・トロサールの獲得に向け交渉を進めているようだ。19日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 攻撃陣のさらなる拡充に向けて、今冬の移籍市場でウイング(WG)の補強に動いているアーセナル。長期間に渡って動向を注視していたウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの獲得に向けて交渉を進めていたものの、土壇場でチェルシーが同選手を”横取り”し、2031年夏までの8年半契約を締結。アーセナルは今冬の”トップターゲット”を逃す形となった。

 ターゲットの変更を余儀なくされた後は、バルセロナ所属のブラジル代表FWハフィーニャやレヴァークーゼン所属のフランス代表FWムサ・ディアビなどへの関心が伝えられていたアーセナルだが、今回の報道によるとトロサール獲得に向けた交渉を現在優先的に進めているようだ。現段階でオファーは提示されていないものの、今後アーセナルは正式な入札を行うものと見られている。

 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルとトロサールはすでに個人的な条件で完全合意に至っているという。また、クラブ間での交渉も初期段階を通過しており、現在も急速に進行中のようだ。同氏は、アーセナル側は数時間以内に取引を完了させるための準備をすでに整えていると指摘している。

 現在28歳のトロサールは母国のヘンクで頭角を表し、2019年7月にブライトンに完全移籍で加入した。加入当初から左ウイング(WG)や攻撃的MFを主戦場に攻撃の主軸として活躍。在籍4年目の今シーズンもここまで公式戦17試合に出場し7ゴール3アシストをマークしている。しかし、FIFAワールドカップカタール2022を終えてクラブに戻ると、ブライトンに対するコミットメントが低下。チーム練習から無断で立ち去ったことが原因となり、現在はロベルト・デ・ゼルビ監督の構想から外れている。

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