北村匠海&中川大志「同じ役を奪い合った」10代回顧 “映画史に残る”撮影秘話も<スクロール>

【モデルプレス=2023/01/19】俳優の北村匠海、中川大志が、19日に都内で開催された映画『スクロール』(2月3日公開)完成披露舞台挨拶に松岡茉優、古川琴音、清水康彦監督とともに登壇。10代の頃を回顧した。

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◆中川大志、北村匠海と出会った当時を回想

本作は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説「スクロール」の映像化。上司からすべてを否定され「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた“僕”(北村)、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ(中川)、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂(松岡)、“僕”の書き込みに共鳴して特別な自分になりたいと願う“私”(古川)が織りなす青春群像劇を描く。

中川は「匠海とは出会ったのが僕が小学校4年生の時で、匠海が小学校5年生の時か。一緒に同じ事務所で演技レッスンを小学生クラスでやって、レッスンの帰りは一緒にファミレス行って」と北村と出会った当時を回想。

「10代のころは一緒に同じオーディションに毎回行って『また匠海いるよ』みたいな。同じ役を奪い合って、どっちかが落ちてどっちかが受かってみたいなことを繰り返してきた仲でして。そのあともお互い、僕はすごく意識をする存在というか。匠海が頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思えるような存在だったんですけれども、そんな匠海とこの20代半ばくらいになって、こうして同じ映画でW主演を務めることができたというのは、ここに一緒に立っていることがすごく感慨深いというか。なので、ものすごく思い入れのある作品となっております」と喜びを語った。

一方の北村は「ちっちゃい頃から同じ役を取り合っていた、そして仲間である大志と、今回『スクロール』でW主演をやることができたのはなんでだろうなあとか考えると、序盤にも言っていましたけど、ユウスケと“僕”っていうのが表裏一体で一つだから、僕たち2人がこの映画でW主演っていう形でやれているのかなっていう。だからきっと、こういう形で僕らが共演するのが宿命というか運命というか。この作品でよかったなと思います」と感慨深げ。

そして「この『スクロール』に描かれている人間というものはすごく多面的というか。人はだれしもそうだと思うんですけど、表ではすごくかっこいい言葉を言っている裏ではものすごく格好が悪いところがあったり。一面だけでは人間なんてものは語れなくて」としたうえで「僕は一人の人間のいろんな角度を見ているような感覚がしました。なのでこの『スクロール』という話は、皆さんの物語であり、そしてどこかの誰かの話であり。そういう視点で見ていただけたら嬉しいですし、皆さんの感想がすごく気になる映画だなと思います」と話していた。

◆北村匠海&中川大志、“映画史に残る”撮影秘話明かす

また撮影の思い出に話が及ぶと、北村は映画の1カット目について「相当、映画史に残るというか」と言い、中川は「撮影中も大変だったけど、『どうなるのこれ?』と思って」とコメント。夕方から撮影の準備を始めていたそうで、中川は「1テイク目が回ったのが朝の3時とか4時とか。匠海が終わったのが何時?」と振り返り、北村は「8時」と答え「でもすごく不思議だなと思ったのが、全く苦じゃなかったんですよ。その1カットのためにこれだけの時間をかけるっていうことが、誰も苦じゃない感じだったかな」と言う。

このシーンについて中川は「僕のそばにいた録音部の女の子、ずっと寝てましたけどね。見る前だからあれですけど、『来るよ来るよ!』って僕らが録音部の女の子を起こして(笑)。『来た来た来た!近づいてきてるよ!』って(笑)」と舞台裏を明かしていた。(modelpress編集部)

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