レアル、国王杯ビジャレアル戦へ21名を招集…カルバハル、バスケス不在の右SBに入るのは?

 レアル・マドリードは18日、翌日に控えたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド16のビジャレアル戦に臨む招集メンバー21名を発表した。

 現在、レアル・マドリードには不穏な空気が漂い始めている。7日に行われたラ・リーガ第16節のビジャレアル戦を1-2で落とすと、サウジアラビアで開催されたスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)でも、準決勝のバレンシア戦はPK戦の末に勝利したが、決勝戦ではバルセロナに1-3で敗れた。

 獲得可能なタイトルを1つ逃したレアル・マドリードだったが、中3日で異なるコンペティションを戦わなければならない。トーナメント形式のコパ・デル・レイは負ければ敗退が決まってしまう。レアル・マドリードにとっては正念場と言えるかもしれない。クラブは同タイトルを“最重要視”しているわけではなさそうだが、“常勝軍団”が1週間で2つのタイトルを逃すことは許されないはず。ここからラ・リーガ、そしてチャンピオンズリーグの連覇に向けて上昇気流に乗るためにも、負けられない一戦となる。

 ビジャレアルの本拠地『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』で行われる一戦に向けて、レアル・マドリードは招集メンバー21名を発表した。ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマらの主力がリスト入りした一方、クロアチア代表MFルカ・モドリッチがメンバー外に。スペインメディア『マルカ』によるとコンディション調整の関係で、カルロ・アンチェロッティ監督が“休養”を与える決断を下したようだ。

 また、スペイン代表DFダニエル・カルバハルと同FWルーカス・バスケスもメンバー外に。スペインメディア『Relevo』によると、前者は内転筋を痛めているという。後者はクラブから右足首の脛腓靭帯(けいひじんたい)結合部を捻挫したことが発表されており、およそ1カ月半ほどの離脱を強いられる見通しだ。両選手の離脱により、アンチェロッティ監督は右サイドバックの人選に頭を悩ませることとなりそうだ。

 本職の選手としてはスペイン人DFアルバロ・オドリオソラが招集されているが、今季の公式戦出場は1試合のみで、起用される可能性は低いだろう。ブラジル代表DFエデル・ミリトンは右SBで起用された実績があるが、オーストリア代表DFダヴィド・アラバが負傷中のため、恐らくセンターバックに入ることとなる。そうなると本命は元スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスだろう。実際にスーペルコパ決勝でも後半途中からカルバハルに代わって右サイドバックに入っていた。

 一方、『マルカ』はこの試合に向けてカスティージャ(Bチーム)所属のU-20ブラジル代表DFヴィニシウス・トビアスが招集されたことを指摘。カスティージャ不動の右サイドバックとして活躍している18歳が、この試合で公式戦におけるトップチームデビューを飾ると予想した。

 負傷者が相次いでいる右サイドバックの起用選手にも注目が集まるビジャレアルとの一戦は、日本時間で19日の29:00(20日の5:00)にキックオフを迎える。

 レアル・マドリードが発表した招集メンバー21名は下記の通り。

▼GK
1 ティボー・クルトワ 
13 アンドリー・ルニン
26 ルイス・ロペス

▼DF
3 エデル・ミリトン
5 ヘスス・バジェホ
6 ナチョ・フェルナンデス
16 アルバロ・オドリオソラ
22 アントニオ・リュディガー
23 フェルランド・メンディ
27 ヴィニシウス・トビアス

▼MF
8 トニ・クロース
12 エドゥアルド・カマヴィンガ
15 フェデリコ・バルベルデ
19 ダニ・セバージョス
31 マリオ・マルティン

▼FW
7 エデン・アザール
9 カリム・ベンゼマ
11 マルコ・アセンシオ
20 ヴィニシウス・ジュニオール
21 ロドリゴ
24 マリアーノ・ディアス

【画像】レアル・マドリードが発表したメンバーリスト

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