フリーのトゥヘル氏、トッテナム指揮官の座に興味? コンテ監督が退任なら…

 現在フリーのドイツ人指揮官トーマス・トゥヘル氏は、トッテナムの監督就任に興味を示しているようだ。18日、イギリス紙『イヴニング・スタンダード』が報じた。

 トッテナムでは、2021年11月からアントニオ・コンテ監督がチームを率いている。3シーズンぶりのチャンピオンズリーグに出場している今季は、コンテ監督のリクエストに応えて夏の移籍市場で大型補強を敢行した。しかし、開幕前の期待値とは裏腹に、前線のケガ人続出、不安定なDFライン、前半と後半で全く別物のパフォーマンスなど課題は山積み。15日に行われたプレミアリーグ第20節で宿敵アーセナルに敗れ、1試合消化の少ない4位マンチェスター・Uと勝ち点差「5」の5位となっている。

 コンテ監督の現行契約は2023年6月30日まで。トッテナムは1年の延長オプションを持っているが、成績不振を理由に見切りをつける可能性は低くない。また、コンテ監督自身もクラブに対する不満をたびたび公言しており、来季も指揮を執る意思があるかは不明だ。

 そんななか、昨年9月にチェルシーを去ったトゥヘル氏は、トッテナムでの仕事に興味を示している模様。ドルトムントやパリ・サンジェルマンなども率いた49歳はロンドンでの生活を気に入っており、トッテナムからオファーが届いた場合は前向きに検討するようだ。なお、同氏はスペイン語の勉強も進めているとのことで、ラ・リーガのトップクラブにも興味を示すと見られている。

 コンテ監督が今シーズン限りで”スパーズ”を去る場合、2014年5月から2019年11月にかけてチームを率いたマウリシオ・ポチェッティーノ氏の復帰も現実味のあるシナリオの一つだ。ダニエル・レヴィ会長とは現在も友好的な関係を保っており、いまだに多くのサポーターから愛されている。本人も以前に「クラブを離れた日から私の夢は、いつの日かあの場所に戻って終わっていない仕事を終わらせることだ」と、将来的な復帰に意欲を示していた。

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