サラビア、ウルブス加入がまもなく発表か…2年半契約で自身初のプレミア挑戦へ

 ウルヴァーハンプトン(ウルブス)がパリ・サンジェルマン(PSG)に所属しているスペイン代表FWパブロ・サラビアの獲得に迫っている模様だ。イギリスメディア『BBC』が16日に報じている。

 今回の報道によると、ウルブスとPSGはおよそ440万ポンド(約7億円)の移籍金でクラブ間合意に達したという。サラビアは現地時間17日にウルブスのメディカルチェックを受け、その後2025年夏までの2年半契約にサインする見込みだ。

 現在30歳のサラビアは2018-19シーズンにセビージャでラ・リーガ33試合出場13ゴール13アシストという成績を残し、2019年夏にPSGへと完全移籍にて加入した。だが、ヨーロッパ屈指の厚い選手層を誇るPSGでは出場機会が限られており、昨シーズンはスポルティングにレンタル移籍。シーズンを通して公式戦47試合のピッチに立ち、22ゴール10アシストを記録していた。今シーズンはPSGに復帰したものの、公式戦でのスタメン出場は6試合のみに。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、フランス代表FWキリアン・エンバペ、ブラジル代表FWネイマールを抱えるPSGではバックアッパーの立場を抜け出せずにいた。

 また、スペイン代表では2019年9月5日のEURO2020予選・ルーマニア代表戦にてデビューを飾った。EURO2020本大会でも5試合の出場で2ゴール2アシストを記録。その後もルイス・エンリケ監督から重宝され、FIFAワールドカップカタール2022でもメンバー入り。決勝トーナメント1回戦のモロッコ代表戦が唯一の出場となり、PK戦要員として延長後半からピッチに立った。だが、1人目のキッカーとして放ったシュートは右ポストに嫌われ、そのままスペイン代表も敗退。サラビアにとってキャリア初のPK失敗だった。

 ウルブスは今季のプレミアリーグで19試合を消化し、現在は16位につけている。降格圏に沈む18位ウェストハムとの勝ち点差は「2」で、残留争いに巻き込まれている状況だ。今冬の移籍市場ではアトレティコ・マドリードからブラジル代表FWマテウス・クーニャをレンタル移籍で迎え入れ、ニースからガボン代表MFマリオ・レミナの完全移籍加入も発表済み。サラビアはクラブにとって今冬3人目の新戦力となる。年代別のスペイン代表で共に戦ったフレン・ロペテギ監督と“再タッグ”を組み、ウルブスの攻撃を活性化させることができるだろうか。

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