強烈ミドルで“鬼門攻略”! アーセナルを勝利に導いた主将ウーデゴーア「本当に幸せ」

 プレミアリーグ第20節が15日に行われ、アーセナルが敵地でトッテナムを2-0で下した。試合後、アーセナルのクラブ公式HPがノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアのコメントを伝えている。

 試合は序盤からアーセナルが敵陣に押し込み続ける展開となり、14分にはイングランド代表MFブカヨ・サカのシュートが相手のオウンゴールを誘発して先手を取る。36分にはサカからのパスを受けたウーデゴーアが左足で強烈なミドルシュートを突き刺し、リードを広げた。後半に入るとトッテナムの猛攻を受ける時間が増えたものの、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールを中心とした守備陣がゴールを許さない。試合はこのまま終了し、アーセナルは今季のノースロンドン・ダービーでシーズンダブル(リーグ戦ホームとアウェイの対戦で共に勝利)を達成しただけでなく、2位マンチェスター・Cとの勝ち点差を「8」まで広げた。

 試合後、キャプテンとして、そしてエースとして勝利に貢献したウーデゴーアは「本当に幸せだ。チームが見せたパフォーマンスには満足しているよ。特に前半のね」とコメント。“ライバル”を圧倒した前半のパフォーマンスについて語っている。

「45分間は本当に素晴らしいパフォーマンスを見せられたと思う。ほほすべての時間帯で僕らが試合全体を支配していた。プレーしていて楽しかったよ。チームにとってもファンにとっても、とても喜ばしい勝利になった」

 2020-21シーズン途中にレンタル移籍で加入し、その後完全移籍で“ガナーズ”にやって来たウーデゴーアにとって、これが5度目のノースロンドン・ダービー出場だ。そのうち4試合で勝利を経験している。しかし、クラブはトッテナムの本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』完成以降は同スタジアムで苦しめられており、3シーズン連続の黒星を喫していた。これがトッテナムの新スタジアムで挙げた記念すべき初勝利。“鬼門攻略”を成し遂げた。

 ウーデゴーアは「去年、一昨年とここで何が起こったのかは話し合っていた」と切り出すと、「当時も決して悪いサッカーをしていたわけではない。だが、大事な場面で精彩を欠き、規律もなかった」と振り返る。「今日こそはこれまでの僕らとは違う一面を見せようと意気込んでいて、結果的に僕らは評価に値するパフォーマンスが発揮できたと思う」と喜びを明かした。

 また、ウーデゴーアはノースロンドン・ダービーで、初出場となった2020-21シーズンの以来の得点も決めた。このゴールで今季の成績は8ゴール5アシストに。既に昨季の公式戦通算ゴール関与数である7ゴール5アシストを上回っている。「ノースロンドン・ダービーで再びゴールが取れたのは喜ばしいことだね」と明かしたウーデゴーアは「ファンにとってこの試合がどれほど重要なのかはわかっている。良い時間帯で大きな追加点だったから、とても嬉しいよ」と語っただけでなく、アーセナルを支えるファン・サポーターに向けてメッセージも発した。

「今シーズン何度も繰り返しているように、ホームでもアウェイでも常にサポーターは心強い存在だ。彼らはいつだって僕らの近くにいて、僕らを支え、愛してくれている。この勝利に値する素晴らしいサポーターだよ」

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