福島第二原発の真横 幹線道路「浜街道」開通へ 3.11乗り越え25年越し

帰宅困難区域の手前まで開通します。

被災地域の幹線道路になる浜街道

 福島県は2023年1月11日、整備を進めていた一般県道広野小高線(毛萱工区)の約2.8kmが2月26日に開通すると発表しました。

 同路線は国道6号よりも海側に並行して双葉郡の南北を縦断する幹線道路で、「浜街道」とも呼ばれています。開通するのは、福島第二原子力発電所のすぐ西側から、常磐線の富岡駅付近までです。 今回の開通で広野小高線は、広野町の国道6号分岐部から、広野火力発電所、Jヴィレッジ、福島第二原子力発電所などを経て富岡川を渡ったところまで、17.2kmが全線開通となります。 この区間は1997(平成9)年度に事業着手。東日本大震災後は、津波被害を受けた地域の復興を支援する道路として整備を推進してきたといいます。 ちなみに、福島第二原子力発電所は、第一原子力発電所と同様に津波被害を受けたものの、炉心の損傷に至ることなく事故を免れました。現在は廃炉作業が進められています。※一部修正しました(1月17日10時31分)。

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