なぜ? “道路のど真ん中に下ろされる”不思議な歩道橋 真っすぐ下りれば行き止まりの怪構造

板橋区の区立城北交通公園近くにある歩道橋は奇妙な形をしています。道路中央に降りる構造で、そのまま降りた先はガードレールでふさがれているのです。一体なんのためにこうした構造なのでしょう。

都道のスペースの関係でこうなった?

 幅の広い4車線道路をまたぐ歩道橋――その片方は歩道へ接続していますが、もう片方は、交差点に交わる道路のど真ん中へ下ろされる、という不思議な光景が、東京都板橋区に存在します。 場所は都営三田線の蓮根駅の東側。歩道橋がまたいでいるのは、高島平地区の目抜き通りである都道の高島通りです。歩道橋の北側は東西に分かれ、高島通りの歩道へT字を絵が描くよう階段が接続しています。これに対し、南側は歩道橋の端からそのまま階段となって、道路中央に降りており、ガードレールに囲まれた島のような構造になっているのです。

 どうしてこうした構造になったのかということ、建設当時、都道の南側の歩道スペースが小さかったため、北側と同じように降り場を作るのが困難だったことが原因のようです。階段が道路の真ん中の“島”に接続する区道は、すぐ先の区立城北交通公園で行き止まりとなるため、交通量は確かに多くありませんが、約50年も前に設置された歩道橋ということで、正確な理由はよくわかっていないようです。 なお、島のようになっている部分は「都道」で、それ以外は区道の扱いになっており、あくまで高島通りの付帯設備であるようです。城北交通公園では、国産の蒸気機関車D51形やドイツのミニSLが展示されているなど比較的大きな公園となっています。

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