アトレティコ、アルメリアと手痛いドロー決着…序盤にコレア弾で先制もリード生かせず

 ラ・リーガ第17節が15日に行われ、アルメリアとアトレティコ・マドリードが対戦した。

 前節バルセロナに完封負けを喫し、ラ・リーガでの連勝がストップした暫定6位のアトレティコ・マドリード。今節は暫定14位アルメリアの本拠地に乗り込んでの一戦となった。アトレティコ・マドリードはアントワーヌ・グリーズマンとアンヘル・コレアが前線で2トップを形成。そのほか、コケやトマ・レマル、マルコス・ジョレンテらが先発に名を連ねている。

 試合は序盤から中盤での激しい攻防が目立つ展開に。アトレティコは長短のパスを駆使しつつ、中盤に下がってボールを受けるグリーズマンを起点にチャンスをうかがっていく。18分、ピッチ中央付近でボールを受けたジョフレイ・コンドグビアが相手と競り合いながら縦パスを供給すると、グリーズマンがこれをスルー。相手DFラインの背後に抜け出したコレアがGKとの一対一を冷静に沈めゴールネットを揺らした。アウェイのアトレティコが先制に成功する。

 31分、カウンターからアトレティコにチャンスが訪れる。右サイドを駆け上がったM・ジョレンテが相手ボックス内まで侵入すると、ファーサイドのレマルに柔らかいクロスを供給。ボールを収めたレマルが中央に折り返し、最後はゴール前のコレアが詰めたが、シュートは惜しくも枠の右へ。直後のプレーでは、グリーズマンの右CKにマリオ・エルモソが右足で合わせたが、アルメリアのGKフェルナンド・マルティネスの好セーブに阻まれた。

 なかなかシュートチャンスを作れずにいたアルメリアだったが、37分に試合を振り出しに戻す。敵陣右サイドのボックス付近でボールをキープしたルーカス・ロベルトーネがゴール前にクロスを送ると、待ち構えていたエル・ビラル・トゥーレが強烈なヘディングシュートを突き刺しネットを揺らした。その後は互いにチャンスを作ることができず、前半は1-1で終了した。

 後半の序盤はホームのアルメリアがボールを握る展開に。DFラインからボールを繋ぎつつ、サイド攻撃を起点にいくつかシュートチャンスを作るが、フィニッシュの精度を欠きゴールを奪うことはできず。対するアトレティコも鋭いカウンターを起点に何度かアルメリアゴール前に迫っていくが、こちらも決定的なチャンスを作ることはできない。

 なかなかチャンスを作り出せないアトレティコは67分、レマルに替えてアルバロ・モラタを投入。モラタを最前線、グリーズマンを左サイド、コレアを右サイドに配置し状況の打開を図る。アルメリアは70分、ロベルトーネのパスを受けたルイス・スアレスがボックス内で強烈なシュートを放ったが惜しくも枠外へ。72分にはアトレティコにチャンス。M・ジョレンテの右からのクロスにモラタが合わせたが、こちらも枠の左へ外れた。

 その直後にも右サイドを突破したM・ジョレンテのグラウンダーの折り返しにゴール前でモラタが合わせたが、GKマルティネスが好セーブ。74分にはボックス中央でグリーズマンのパスを受けたコレアが至近距離から右足でシュートを放ったが、こちらもGKマルティネスのセーブに阻まれゴールとはならなかった。

 89分にはアトレティコにアクシデント。途中出場のセルヒオ・レギロンがこの試合2枚目のイエローカードを提示され、レッドカードで退場に。アトレティコはラ・リーガ3試合連続で退場者を出すこととなった。その後は互いに決定機を作れない展開が続き、1-1で試合は終了。両チームが勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。

 次節、アルメリアは23日にアウェイでバレンシアと、アトレティコ・マドリードは21日にホームでバジャドリードと対戦する。

【スコア】
アルメリア 1-1 アトレティコ・マドリード

【得点者】
0-1 18分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)
1-1 37分 エル・ビラル・トゥーレ(アルメリア)

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)