マンUの“王”カントナ氏、C・ロナウドにチクリ「自分が25歳ではないと気づいていない」

 元フランス代表FWエリック・カントナ氏が、古巣マンチェスター・Uを去ったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに言及した。14日、イギリス紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース(MEN)』がコメントを伝えた。

 C・ロナウドは2021年夏、12年ぶりとなるマンチェスター・Uへの復帰を果たし、1年目は公式戦で24ゴールを記録。しかし、エリック・テン・ハフ監督が就任した今季は、『オールド・トラッフォード』のベンチを温める日々が続いていた。

 そしてFIFAワールドカップカタール2022開幕前、イギリス人ジャーナリストのピアーズ・モーガン氏による独占インタビューでマンチェスター・Uを大々的に批判。11月22日に同クラブとの契約を双方合意のもとで解除し、先月末にサウジアラビアのアル・ナスルに加入していた。

 一方、カントナ氏は現役時代にマンチェスター・Uの“キング”として活躍しながらも、1997年に30歳で現役を引退。C・ロナウドと対照的な幕引きを選んだ同氏は、『MEN』紙のインタビューで次のように語っている。

「40歳までプレイしたいと願う選手のキャリアの終わりには、2種類があると思う。若くして引退を決めた俺はまた別の話だ。一つは、自分がまだ25歳だと思って全ての試合に出たがる選手。もう一つは、自分が25歳ではないことに気付いており、若手を助けるためクラブに在籍し、自分が全ての試合に出ないことをわかっている選手だ」

「彼ら(ベテラン)の役割は、若い選手たちを助けることだ。ズラタン・イブラヒモヴィッチは、今もミランでそうしている。ライアン・ギグスも(パオロ・)マルディーニもそうだった。だが、俺が思うにロナウドは、自分が25歳ではないと気づいていない。彼は、ただ年をとっただけだと気づくべきだが、自分の出場機会が少ないことに文句を垂れている」

「サッカーに限らず、人々は年をとったことを認めなければならない。30歳の頃のように速く走ることはできないのだから、それを受け入れなければならない。自分がいつか死ぬことも受け入れなければならない。受け入れるのは難しいが、受け入れなければならない。キャリアの終わりは、小さな死のようなものだ。別のことを始めなければならない」

「80歳になっても歌ったり演技をしたりはできるが、サッカー選手やスポーツ選手は30〜33歳を過ぎると、肉体的に日々難しくなっていくことを知っている。それを受け入れるか、引退するか、あるいは若い世代を助けると言うしかない」

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