ブライトン指揮官、輝きを放つ“両翼”を称賛「マーチも三笘もファンタスティックな選手」

 プレミアリーグ第20節が14日に行われ、ブライトンがリヴァプールを3-0で下した。試合後、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督のコメントをクラブ公式HPが伝えている。

 前節のエヴァートン戦は日本代表MF三笘薫の先制ゴールを皮切りに4-1と大勝を飾り、続くFAカップ3回戦でもミドルズブラを相手に5-1と圧倒したブライトン。一方、リヴァプールは前節のブレントフォード戦を1-3で落としただけでなく、FAカップ3回戦のウルヴァーハンプトン戦も2-2のドローで再試合を強いられることに。対照的な状況で今節を迎えた。

 試合は序盤からブライトンが主導権を握る。三笘もキレのあるドリブルを駆使してゴール前に迫る場面を何度か作り出したものの、前半はスコアレスで終了した。後半立ち上がりの47分には、三笘のパスが相手DFに当たると、最後はイングランド人MFソリー・マーチが押し込んでブライトンが先制。53分には再びマーチのゴールでリードを広げると、終盤の82分には元イングランド代表FWダニー・ウェルベックのゴールで試合を決定付ける。このままタイムアップを迎え、ブライトンがプレミアリーグ2連勝、公式戦3連勝を飾っていた。

 試合後、デ・ゼルビ監督は「結果、パフォーマンス、我々が見せたプレーには本当に満足している。私は素晴らしい選手たちに恵まれた。彼らと共に仕事ができることを光栄に思う」と喜びを露わにした。ブライトンは暫定ながらもプレミアリーグ7位に浮上し、試合数で並ぶ5位のトッテナムとは勝ち点差「3」と、ヨーロッパのカップ戦出場圏を争うことのできる順位につけている。だが、デ・ゼルビ監督に慢心はない。これまでとこれからの過程に注視し、目の前の1試合1試合を戦い抜く重要性を伝えている。

「結果を出すのは常に難しいものだが、我々はそこ(目標)に到達するために全力を尽くすつもりだ。今はまだリーグの順位については話したくない。まだシーズンは20試合ほど残っており、1つ1つ集中する必要がある。我々は夢を持っているし、目標を達成するために懸命に働きたい」

 また、直近のブライトンでは“両翼”の活躍が目立っている。左サイドの三笘は前節まで2試合連続でゴールを決め、この試合も得意のドリブルで何度も好機を演出。右サイドのマーチはこの試合2ゴール1アシストと全得点に絡む活躍を見せた。デ・ゼルビ監督は「マーチも三笘もファンタスティックな選手」と称賛。一方で「繰り返しになるが、このチームには素晴らしい選手たちが揃っている。常にスタメンの11名を選ぶのは難しい作業だ」と続けた。

 次節は21日に行われ、ブライトンはプレミアリーグ3連勝を目指して敵地でのレスター戦に臨む。

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