久保が“ダービー”で華麗すぎるゴラッソ!…相手の退場も誘発しソシエダを7連勝へ導く

 ラ・リーガ第17節が14日に行われ、MF久保建英が所属するレアル・ソシエダとアスレティック・ビルバオが対戦。久保は2トップの一角で先発出場し、76分までプレーした。

 現在公式戦で6連勝中と好調を維持し、リーガでも3位につけるソシエダ。今節はホームで、7位ビルバオとの“バスク・ダービー”に臨んだ。スタメンは今季の基本布陣を採用し、久保とアレクサンダー・セルロートの背後にダビド・シルバが構える。

 特別な一戦とあり、スタジアムは熱狂的な雰囲気のなかキックオフを迎えると、久保はファーストプレーでいきなり華麗な股抜きパスを見せたほか、エラシコで仕掛けるなど存在感を発揮。すると24分、ソシエダはルーズボールをイゴール・スベルディアがゴール前へ送ると、セルロートがDF2枚に囲まれつつもシュート。ゴールネットを揺らし、ソシエダが先制に成功する。

 そして続く37分、ソシエダは高い位置でシルバがボールを奪うと、左に開いた久保へパス。マークのDFが勢いよく迫ったのに対し、久保はワンタッチで華麗に股を抜いて入れ替わると、最後はGKウナイ・シモンの逆を突くシュートで一対一をモノにした。あまりに華麗な一撃に、久保は前半ながらもユニフォームを脱いで喜びを爆発させた。
 
 2点のビハインドとなったビルバオは41分、左サイドから崩すと、折り返しからオイアン・サンセが左足でボレーシュートを決めて1点を返す。試合はこのまま2-1で後半へと入る。

 1点リードのソシエダは、60分に再び追加点のチャンス。最終ラインでのパスミスを見逃さなかった久保が自ら持ち運び、ゴール正面で一対一の状況になると、ジェライ・アルバレスが思わず後ろから久保を倒してしまう。このプレーには決定機阻止のジャッジで、一発退場&PKの判定が下された。そしてPKをミケル・オヤルサバルがきっちりと決め、ソシエダは再びリードを2点に広げる。

 ゲームはその後、数的優位となったソシエダがボールを握って時計の針を進める。76分には久保を下げると、スタジアムは「クーボ!クーボ!」の盛大なコールで送り出した。

 試合はこのまま終了。久保のゴラッソが決勝ゴールとなったソシエダは、公式戦での連勝を「7」に伸ばしてラ・リーガの3位をキープした。なお、久保はラ・リーガが選出するこの日のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。
 
 ソシエダは次戦、17日にスペイン国王杯ラウンド16でマジョルカと対戦した後、21日にはラ・リーガでラージョ・バジェカーノと敵地で対戦。ビルバオは、18日にスペイン国王杯ラウンド16でエスパニョールと対戦した後、22日にはラ・リーガでレアル・マドリードをホームに迎える。

【スコア】
レアル・ソシエダ 3-1 アスレティック・ビルバオ

【得点者】
1-0 24分 アレクサンダー・セルロート(レアル・ソシエダ)
2-0 37分 久保建英(レアル・ソシエダ)
2-1 41分 オイアン・サンセ(アスレティック・ビルバオ)
3-1 62分 ミケル・オヤルサバル(PK/レアル・ソシエダ)

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