ダービー敗戦のペップ、物議醸した同点弾に「ラッシュフォードがGKとCBを混乱させた」

 14日にプレミアリーグ第18節が行われ、マンチェスター・Uとマンチェスター・Cが対戦。終盤の2得点でホームチームが“マンチェスター・ダービー”を制した。

 しかし、78分に生まれた同点ゴールは議論の的となっている。ピッチ中央からカゼミーロがスルーパスを通すと、オフサイドポジションにいたマーカス・ラッシュフォードが反応。しかし、ラッシュフォードはボールに触らず、後方から飛び出してきたブルーノ・フェルナンデスが合わせて押し込んだ。最初はオフサイドとジャッジされたものの、VARによるレビューの結果、ラッシュフォードはプレーに関与しなかったとして得点が認められた。

 ラッシュフォードの動きにマンチェスター・Cの守備陣が釣られていたこともあり、マンチェスター・Cの選手たちは判定に猛抗議。試合後、両指揮官もジャッジに言及した。イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

 マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「マーカス・ラッシュフォードはオフサイド、ブルーノ・フェルナンデスはオフサイドではない。ラッシュフォードはキーパーとセンターバックを混乱させた。それが現実だ。自分たちがどこでプレーするかは分かっている。このようなスタジアムでは審判も大変だ」とコメント。ホームチームへの忖度があったと主張した。

 一方、マンチェスター・Uのエリック・テン・ハフ監督は、「ルール上、相手のDFラインが混乱する瞬間だ。マーカスはボールに触れていないし、妨害もしていないとルールは言っている。ブルーノは後ろから来た」などと語った。

 なお、IFAB(国際サッカー評議会)のルールブックでは、「自分の近くにあるボールを明らかにプレーしようと試みており、この行動が相手競技者に影響を与える」、「相手競技者がボールをプレーする可能性に影響を与えるような明らかな行動をとる」ことなどがオフサイドの対象となっている。

 ダービーの結果を受けて、3位マンチェスター・Uと2位マンチェスター・Cの勝ち点差は「1」に縮まった。次戦はミッドウィークに行われ、マンチェスター・Uは18日にクリスタル・パレス、マンチェスター・Cは19日にトッテナムと対戦する。

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