「名神名阪連絡道路」事業化めざし住民調査へ 近畿南部~北陸直結「需要あります」なるか

昨年の「重要物流道路」指定から、計画は大きく動き出しています。

機運醸成に向けて各地で説明会

 三重県と滋賀県は2023年1月7日(土)、事業化に向けて検討が進められている新たな高規格道路「名神名阪連絡道路」について、沿線住民や道路利用者へのアンケート調査を行うと発表しました。あわせて各地で、構想についての住民説明会やパネル展示が行われます。 名神名阪連絡道路は、名神~新名神~名阪を南北に接続し、近畿地方南部と北陸方面の直結を図る高規格道路です。具体的なルート帯はまだ検討段階ですが、八日市IC・甲賀土山IC・上柘植ICをつなぐものとされています。 具体化に向けて調査がスタートしたのは2001(平成13)年。そのあと、昨年4月に国土交通省が巣指定する「重要物流道路」に追加され、整備に向けて大きく前進した格好となっていました。 今回、1月13日から2月10日にかけて、滋賀県甲賀市から三重県伊賀市まで、説明会やオープンハウスが実施され、同時に「みちづくりに関するアンケート調査」の回答を募集します。 アンケートでは、八日市から上柘植までのルート上を移動する頻度はどれくらいかといった実態調査をはじめ、「主要観光地間をスムーズにつなぐ道路がないため、移動に時間がかかっている」「物流を担う大型車が多く走行しているが、一般道しかない」といった課題や、名阪連絡道路に期待される事項に対して、それぞれどれくらい共感するかが問われます。 このアンケートは、県のホームページ上でも回答可能となる予定。アンケート受付期間は1月12日から2月19日までです。

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