中島啓太がパー5で見せた2度の意地 イーブン発進に「スタートアゲインで頑張りたい」

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

昨年はアマチュアとして、そして今年はプロとして新年初戦をハワイで迎えた中島啓太。初日はイーブンパー・暫定79位タイの滑り出しとなった。

ボギー発進としたが、2番、3番で連続バーディを奪うスタートに。7番パー3ではティショットを手前のバンカーに外してボギーを喫したが、意地を見せた。イーブンで迎えた折り返しの9番パー5(508ヤード)でフェアウェイ左サイドの残り207ヤードから、4番アイアンでグリーン手前5.5メートルに2オン成功。フックラインを読み切り、これを決めた。

「耐えながら、前半をアンダーパーで終われたのはよかった」。小さくガッツポーズも見せた圧巻イーグルで流れに乗っていきたいところだったが、10番、11番の「本当にもったいない」連続ボギーで“貯金”を使い果たし、14番のボギーでオーバーパーに転落した。

それでも、再び粘りを見せる。最終18番パー5(537ヤード)でグリーン左手前のバンカーから3打目を1.5メートルに寄せてバーディ締め。「最後の1メートルちょっとのバーディパットが入るのと入らないのでは、全然気持ちも違ってくる。本当に最後は大きいバーディでした」とイーブンに戻した。

「これがゴルフだと思う。あしたまた“スタートアゲイン”という感じで頑張りたい」と切り替え、あすを見据える。昨年大会は予選ラウンドを5位で通過したものの、3日目に崩れて41位タイで終わった。その悔しさを晴らすためにも「カットラインは高いと思う。あしたは4アンダー以上を目指したい」という目標を掲げる。最後のバーディを予選突破への足掛かりにしたい。

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