ミラン、“中盤の要”ベナセルと2027年夏まで契約延長! 今季は公式戦全試合に出場

 ミランは12日、同クラブに所属しているアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルとの契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。

 ベナセルとミランの契約は2024年6月30日までとなっており、来シーズン終了時に契約が満了を迎える予定となっていた。リヴァプールなど複数クラブからの関心が報じられていたものの、先んじてミランは契約延長交渉に着手。契約最終年度に突入する前に“中盤の要”と新たに3年間の契約を締結した。『スカイ・イタリア』によると、年俸はボーナス込みでおよそ400万ユーロ(約5億6000万円)で、新契約期間となる2024年夏からは5000万ユーロ(約70億円)の契約解除条項が設定されるという。

 ベナセルは1997年12月1日生まれの現在25歳。フランス南東部のアルル出身で、地元を本拠地とするアルル・アヴィニョンの下部組織で育った。2015年1月にトップチームデビューを飾ると、同年7月にはアーセナルへ完全移籍。2015-16シーズンはU-21チームが主戦場となったものの、EFLカップでトップチーム初出場も果たした。その後はトゥールへのレンタル移籍を経て、2017年夏にエンポリへと完全移籍。加入初年度から定位置を確保し、クラブのセリエA昇格に貢献すると、翌2018-19シーズンもセリエA全38試合中37試合のピッチに立った。

 2019年夏にミランへと完全移籍にて加入。若きミランを支える中盤として躍動を続け、2020-21シーズンはセリエAで31試合に出場して2ゴールをマーク。ミランにとって11シーズンぶり19回目のスクデット獲得に大きく貢献していた。今季はここまで行われた公式戦全24試合のピッチに立っている。

 契約延長に際し、ベナセルは自身の公式Instagram(@ismaelbennacer)を更新。自身が新契約にサインする画像を投稿しただけでなく、メッセージも綴った。

「サン・シーロの雰囲気、チャンピオンズリーグでのデビュー、そしてスクデット。このユニフォームと共に、言葉では到底表現しきれないほど多くの忘れられない瞬間を経験してきた。いつまでも続いて欲しいと思える感情だ。この素晴らしいクラブの歴史に名を刻めることを誇りに思っている。経営陣、監督、チームメイト、そして常に信頼と応援を捧げてくれたファンの皆さんに感謝を伝えたい。フォルツァ・ミラン、永遠に」

【画像】ベナセルがミランとの新契約にサイン

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