<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
ディフェンディングチャンピオンとして乗り込んだ大会初日を5バーディ・3ボギーの「68」で回り、2アンダーの暫定41位タイで滑り出した松山英樹。「ショットもパットもよくなかったけど、アンダーパーで回れてよかったと思う」と振り返った。
1番からティオフし、幸先よくバーディスタート。3番でもバーディを奪取し2アンダーまで伸ばしたが、その後はボギーとバーディを繰り返した。17番パー3ではティショットをバンカーに入れてボギーを喫したが、それでも昨年のプレーオフで圧巻ベタピンイーグルを決めた最終18番パー5では2オンに成功。イージーバーディでラウンドを締めくくった。
「いいショットがなかなか打てなかった。このコースはしっかり打たないとフェアウェイに止まらないし、チャンスにもつけられないので」とビッグスコアとはいかない出来のなかでも、「苦しみながらも、パットのミスがありながらも」と耐え抜き、日本勢最上位につけるあたりはさすがのひと言だ。
この日は午後スタートで難易度も高いコンディション。2日目は朝早いスタートとなり「グリーンの状態も変わると思うので、いいプレーができるように頑張りたい」と意気込む。
一昨年までは苦手意識を口にすることが多かった今大会だが、昨年の優勝で攻略プランは完成している。まだまだ「難しい」というイメージは拭えないが、尻上がりに調子を上げ、現時点で首位との4打差を詰めていく。