路面電車を広場乗り入れへ… 岡山駅前で工事始まる 事業費は約66億円 交差点改良も

現在の岡山駅前電停から西へ約100m延長します。

完成後30年間の費用便益比は「1.05」と試算

 岡山電気軌道の路面電車を岡山駅東口駅前広場まで乗り入れさせるため、2023年1月10日(火)より同地で工事が始まっています。 工事に伴い約2年間、駅前広場駐車場は利用できません。送迎場は通常通り使えます。2022年度は、現在の一般車ゾーンがタクシーゾーンに改修され、最終的に両者が入れ替わります。そのうえで、電停上屋やイベントスペースなどが設けられる予定です。 路面電車の軌道は、現在の岡山駅前電停から西へ約100m延長。あわせて駅前交差点の南進に、左折レーンが新設されます。 岡山市は全体事業費を約66億円と見込んでおり、完成後30年間の費用便益比を「1.05」としています。市は路面電車の乗り入れについて「多くの方々が利用する岡山駅は公共交通ネットワークの要であることから、交通結節機能の強化を図るとともに、回遊性の向上、ひいては都心の活性化を図ることが目的」としています。

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