元JALの旅客機「ボーイング777」、NASAが購入へ…なぜ? 超レア用途のために“魔改造”へ

「まだ飛べるよね?」状態での退役だったので胸熱です。

元JAL「JA704J」

 NASA(アメリカ航空宇宙局)が、JAL(日本航空)で旅客機として運用されていた1機のボーイング777-200ERを購入。今後この機は、とあるユニークな用途のため、大掛かりな改修を受ける予定です。

 NASAでは現在、考古学、生態学、地理学、水文学、気象学といった分野における、実験用データの収集などに使用されている「飛行科学研究所」として、ジェット旅客機草創期にヒット作となった4発ジェット機「ダグラスDC-8」を保有しています。この機は1969(昭和44)年に製造され、1985(昭和60)年にNASAに引き取られており、機齢は50年以上となっています。 今回NASAが購入した元JALの777-200ERは、DC-8にかわる、次世代の「飛行科学研究所」として運用される予定です。この機はJALで数年前まで「JA704J」として使用された、製造番号「32892/435」の機体で、JALから退役後は米カリフォルニア州のビクタービル空港(いわゆる「飛行機の墓場」として知られている空港のひとつ)に安置されていました。 なお、元JALの777-200ERの「飛行科学研究所」としてのデビュー日程、および現行のDC-8の退役日程は未定で、改修には数年を要すると見られています。

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