首の不安一蹴! 松山英樹の2023年初戦は21位「4日間できたことが収穫」 次戦は連覇かかる大会

<セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日◇8日◇カパルア・リゾート プランテーションC(米ハワイ州)◇7596ヤード・パー73>

松山英樹は、2023年の初戦をトータル16アンダー・21位タイで終えた。最終日は出入りの激しい展開で4バーディ・3ボギーと1つ伸ばすにとどまったが、それでも昨年苦しめられた首の痛みをほとんど感じることなく4日間を終えることができたことに、大きな意味を見出した。

特に後半はバーディを獲ってはボギーで失うという展開。初日93.3%を誇ったフェアウェイキープ率が、最終日は53.3%まで落ち込んだが、「ドライバーは悪いところもあったけど、だいぶ安定してきた」と感触は悪くない。最後の18番パー5は、残り50ヤードからの3打目を1.3メートルにピタリとつけてバーディフィニッシュ。「ちょっとバタバタしてしまったので、しっかりといい調整ができるようにしたい」と、次戦以降を見据える。

この試合は、首痛で途中棄権した昨年11月の「ケイデンス・バンク ヒューストン・オープン」以来となる約2カ月ぶりの実戦だった。一抹の不安も抱えながらのハワイ入りだったが、「ほとんど痛みなくできたのはひさびさ。そういう意味ではよかった。これを毎週続けられるように」と、プレー以上に胸をなでおろす部分になった。

来週は同じハワイで、ディフェンディングチャンピオンとして戦う「ソニー・オープン・イン・ハワイ」を迎える。「今の状態では(連覇は)かなり厳しい」という本音ものぞかせるが、「去年も同じような感じではあった。何かいいことがあればチャンスはあると思うし頑張りたい」と意気込みも示す。

「昨日の後半はよかったけれど、いい感じはあまりない。それでも4日間できたというのは収穫。来週も4日間できるようにしたい」。体調面で前進した大会。来週も不安を感じさせないプレーを、まずは期待したい。

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