元イタリア代表FWヴィアッリ氏が逝去…サンプ黄金期の一員、ユーヴェやチェルシーでも活躍

 元イタリア代表FWジャンルカ・ヴィアッリ氏が、闘病生活の末に亡くなった。58歳だった。

 クレモネーゼでデビューを果たし、1984年夏にサンプドリアへ移籍した。元イタリア代表MFロベルト・マンチーニ氏とともに“サンプ・ドーロ”(黄金のサンプ)を牽引し、1990-91シーズンのセリエAでは得点ランキングトップの19ゴールを記録。クラブ史上初のスクデットに導いた。

 1992年夏に加入したユヴェントスでも活躍。1994-95シーズンに自身2度目の得点王に輝き、同シーズンのセリエA優勝に貢献した。翌95-96シーズンにはチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げた。

 また、イタリア代表では通算59試合に出場して16ゴールを記録。FIFAワールドカップイタリア1990の3位入賞などに貢献した。

 1996年夏にチェルシーへと完全移籍。1年目にFAカップを制すと、2年目の途中から選手兼監督に就任。リーグカップとカップウィナーズカップの2冠を果たした。1998-99シーズン限りで選手生活にピリオドを打ち、1999-2000シーズンは監督としてFAカップ制覇に導いた。

 2000年9月にチェルシーを去り、2001-02シーズンはワトフォードを指揮。その後は解説者に転身した。

 2017年頃からは膵臓がんとの闘いが始まり、2018年11月に闘病生活の終了を宣言。2019年11月、盟友マンチーニ監督率いるイタリア代表のチームコーディネーターに就任した。しかし、2021年12月、2度目の膵臓がんを公表していた。昨年12月、治療に専念するため、イタリア代表から離脱することを発表。現地時間6日、ロンドンにて亡くなった。

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