過半数が「遮断機くぐる人を見た」 西武新宿線「開かずの踏切」実態調査で 中野区

「踏切が開かない事にイライラした人が、大声をあげていて怖かった」という回答も。

区内踏切解消をめざす

 東京都中野区の西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟は2022年12月27日(火)、区内の踏切解消に向けて区民あてに実施した実態アンケートの結果を公表しました。 中野区内では、野方~中井で地下化工事が進められています。残る西側の井荻方面についても東京都が事業化をめざして調査検討が行われているところで、期成同盟は早期実現をめざして要望等活動を続けており、その一環として今回のアンケートを実施したといます。 結果では、「踏切を渡るときに危険を感じたことがある」が約78%。感じた危険の内訳では、「遮断機をくぐっている人を見た」が最多で427名、次いで「自転車や車(あるいは、歩行者)と接触しそうになった」が372名、「線路等の溝にはまった」が198名となっています(複数回答可)。 また、「踏切の遮断時間が長い(あるいは、開いてもすぐに閉まってしまう)せいで、予定時間に間に合わなかった」経験のある人も、全体の約80%に達していました。 その他自由回答として、・踏切の待ち時間が長く、暑い日は熱中症になりかけた。・踏切が閉まってからなかなか電車が来ないことがあり、今のタイミングで渡れたのではないかとイライラすることが多い。・踏切が開かない事にイライラした人が、大声をあげていて怖かった。・踏切が開くのを待っている人に向けて、列車の側面に 「踏切通過のご協力ありがとうございます」などという文言を掲載すれば、イライラする気持ちも少しは和らぐと思う。・踏切があることで様々な不便が生じているため、居住地として西武新宿線の沿線を選ばなかった。そういう人が増えれば、まちは廃れていってしまう。などといった意見も紹介されています。 このアンケートは昨年7月末から9月末まで行われ、紙面とインターネットで計943名の回答を得ています。期成同盟会ではこのアンケート結果について「国、東京都、西武鉄道株式会社への要望時に、しっかりと届けさせていただきます」としています。

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