ノイアーの代役にトラップ? フランクフルトSDは売却否定「全くもってナンセンス」

 フランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)が、ドイツ代表GKケヴィン・トラップをバイエルンに売却する可能性を否定した。2日、ドイツ紙『ヴィースバーデナー・クーリエ』がコメントを伝えた。

 FIFAワールドカップカタール2022終了直後、バイエルンとドイツ代表の絶対的な守護神であるGKマヌエル・ノイアーが、スキーで今季絶望の大ケガを負うアクシデントが発生。王者は代役探しに奔走している。

 モナコに貸し出しているドイツ人GKアレクサンダー・ニューベルを呼び戻す見通しが立たず、ボルシアMGに所属するスイス代表GKヤン・ゾマーへの関心も噂されている。そんななか、ドイツの大衆紙『ビルト』は、バイエルンがトラップに接触したと報じた。

 しかし、フランクフルトのクレシェSDは「これは代理人がでっち上げた話で、全くもってナンセンスだ」と『ヴィースバーデナー・クーリエ』紙に対してコメント。フランクフルトは現在トラップと契約延長交渉を行っている最中であり、代理人がより良い条件を引き出すために盤外戦を仕掛けてきたのが真相なようだ。なお、トラップは昨年8月にマンチェスター・Uへの移籍が報じられたが、これも「疑惑のオファー」だったと同紙は指摘している。

 現在32歳のトラップはカイザースラウテルンの下部組織出身。2008年8月に同クラブでプロデビューを果たし、2012年夏にフランクフルトへと完全移籍した。2015年夏からはパリ・サンジェルマンでもプレー。2018年夏にフランクフルトへ復帰すると、再び正GKとして活躍し、昨季のヨーロッパリーグ優勝などに貢献した。

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