
2020年、AIG全英女子オープンでメジャー勝利を挙げたソフィア・ポボフ(ドイツ)が自身のインスタグラムで“おめでた”を発表した。
昨年8月、右肩を故障。ミュアフィールド(スコットランド)でのAIG全英女子オープン開催中に「右肩の腱板断裂」と診断されたポポフ、米国に戻りCP女子オープンに参戦したが2試合連続で予選落ち、ケガを治すためにツアーから一時休戦となった。
ご主人のマックスミリアン・メレスさんは、ポポフが全英に勝ったときにはバッグを担いでいたキャディだったが、現在は“会計士”の職についている。
ポポフは「二人とも月に行った気分」と喜びを表現、12月は母国のドイツとオーストリアで過ごしたという。
「(10月に)妊娠がわかって私の体からストレスがぜんぶなくなった」とポポフ、23年6月に誕生の予定。ケガに続きマタニティ休暇で長期の休戦となるが、「2023年の終盤には試験的に戦って、2024年はしっかりと復帰したい」と希望を語る。
昨今は米米国女子ツアーツアーでもマタニティ休暇のあとツアー復帰がブーム、ステーシー・ルイス(米国)は2020年、ママになってからスコットラインドオープンで勝利、ブリタニー・リンシカム、ポーラ・クリーマー(ともに米国)も復帰を果たしている。
「子供を持ってトラベルをするのは本当に大変。だけど我々のスポーツはそれが可能なのがとても幸運だと思う」と30歳のポポフ。「まだまだ私のピークはこれから」と希望をみせた。文・武川玲子=米国在住)