トッテナム、2023年は惨敗スタートで5位転落…アストン・ヴィラが敵地で勝ち点「3」獲得

 プレミアリーグ第18節が1月1日に行われ、トッテナムとアストン・ヴィラが対戦した。

 トッテナムは前節ブレントフォード戦(2-2)からスタメンを4枚変更。FIFAワールドカップカタール2022決勝に出場したウーゴ・ロリスとクリスティアン・ロメロが先発に復帰し、前節ポカをしたエリック・ダイアーはベンチスタートに。デヤン・クルゼフスキは筋肉系トラブルでメンバーから外れ、ブライアン・ヒルが今季初先発を果たした。

 前半はトッテナムがボールを握り、アストン・ヴィラのブロックの外でボールを回す展開に。アストン・ヴィラのカウンターを受けそうになるとトッテナムの守備陣は出足の鋭い守備で対応するものの、ロメロとベン・デイヴィスが正当なチャレンジにも関わらずジョン・ブルックス主審から警告を受ける不運もあり、3センターバック全員にイエローカードが提示されてしまう。

 なかなか両チームにチャンスが訪れないなか、最初に決定機を作ったのはトッテナム。40分、クレマン・ラングレのフィードに抜け出したイヴァン・ペリシッチがペナルティエリア右から浮き球で折り返し、ゴール前のハリー・ケインが頭で合わせたが、シュートはゴールラインの手前で相手DFにクリアされた。前半に得点は生まれず、試合はスコアレスで折り返す。

 2023年最初の得点が生まれたのは50分、アストン・ヴィラが先制する。ドウグラス・ルイスのミドルシュートを相手GKロリスがキャッチし損ねると、こぼれ球をオリー・ワトキンスが回収。ボックス中央へと折り返し、最後はエミリアーノ・ブエンディアが押し込んだ。

 公式戦10試合連続で相手に先制を許す形となったトッテナムは、なかなかシュートまで持ち込めない苦しい時間が続く。すると73分にアストン・ヴィラがリードを広げる。敵陣中央でのボール奪取から速攻に転じ、ペナルティエリア手前でパスを受けたジョン・マッギンは、狙い澄ました浮き球パスをペナルティエリア中央へと供給。反応したドウグラス・ルイスが相手GKとの一対一を制してゴールへ流し込んだ。

 ホームチームが最後まで見せ場を作れないまま、試合は終了。3試合ぶりの黒星となったトッテナムは、1試合消化の少ないマンチェスター・Uに抜かれて5位に転落した。アストン・ヴィラは2試合ぶりの白星となった。次節は4日に行われ、トッテナムは敵地でクリスタル・パレス、アストン・ヴィラはホームでウルヴァーハンプトンと対戦する。

【スコア】
トッテナム 0-2 アストン・ヴィラ

【得点者】
0-1 50分 エミリアーノ・ブエンディア(アストン・ヴィラ)
0-2 73分 ドウグラス・ルイス(アストン・ヴィラ)

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