ルカク、インテル残留希望を明言「チェルシーとは解決策を見つけたい」

 チェルシーからの期限付き移籍でインテルに加入しているベルギー代表FWロメル・ルカクが、来シーズンもインテルでプレーすることを望んでいると明言した。1日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在29歳のルカクは、2021年8月にチェルシーのクラブ史上最高額となる移籍金1億1500万ユーロ(当時レートで約149億円)でインテルから完全移籍。2021-22シーズンは公式戦44試合の出場で15ゴール2アシストを記録したものの、パフォーマンスに対する批判が集まり、トーマス・トゥヘル前監督の下で絶対的なレギュラーとしては起用されなかった。

 すると、ルカクはわずか1年で古巣への復帰を希望。クラブもその要望に応じ、昨年7月から2022-23シーズン終了までの1年間の期限付き移籍でインテルに復帰している。今シーズンは負傷の影響もあって、公式戦わずか5試合出場で2ゴール1アシストを記録するにとどまっている同選手だが、来シーズンもインテルでプレーすることを望んでいるようだ。

 昨夏の移籍について聞かれたルカクは「僕はチェルシーの新しいオーナーと話をした。トゥヘルとの関係やすべての真実を話し、インテルに戻ることを決めた。彼はそのドアを開けてくれたんだ」と史上最高額の移籍金で加入しながら、わずか800万ユーロ(約11億円)+ボーナスのレンタル料で復帰が実現した経緯を明かした。

 そして、「僕が何を望んでいるかはみんなが知っている。今はインテルを勝利に導くために必要なことをすべてやらなければならない。その後にチェルシーと話をしたい」と語ったルカク。チェルシーとしては移籍金を取り戻したいことから、完全移籍に向けての両クラブの交渉は難航するものと見られるが、同選手としてはインテルにとどまることを望んでいると語った。

「キャリアを終えるのは(古巣)アンデルレヒトという考えがある。(もうすぐ)30歳で、息子はここの学校に通い、インテルのアカデミーでプレーしている。僕も問題はないし、インテルは常に成長し続ける野心を持っている」

「僕はここに残って、正しいことをしたいと思っている。今後6カ月はインテルで最大限の努力をして、可能な限りうまくやりたいと思っている。そして、その後にチェルシーと話をして解決策を見つけなければならない」

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