ウェストハムのゴールド共同会長が逝去…モイーズ監督ら追悼「真のサポーターであったことは明らか」

 ウェストハムは4日、現地時間の同日朝にデイヴィッド・ゴールド共同会長が短い闘病生活の末に亡くなったことを発表した。86歳だった。

 ゴールド氏はウェストハムの旧スタジアム『ブーリン・グラウンド(通称アップトン・パーク)』の真向かいにある通りで育ち、13歳から16歳まではユースチームにも在籍していた。その後、実業家として成功を収め、1993年から2009年にかけてはバーミンガム・シティのオーナーを務めていた。2010年1月にデイヴィッド・サリヴァン共同会長とともにウェストハムの株式過半数を取得。当時経営難に陥っていたクラブの復興に情熱を注いできた。

 サリヴァン共同会長はゴールド氏の訃報に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「クラブの皆を代表して、同僚であり友人であるデイヴィッド・ゴールドの死を悼み、深い悲しみと重い心を抱いています。私たちの共同事業の中で、2010年1月に私たちのクラブであるウェストハム・ユナイテッドのオーナーになった日ほど、私たちに誇りと喜びを与えてくれたものはありません。デイヴィッドはハマーズと長い付き合いを持っていました。彼は常にウェストハム・ユナイテッドにとってベストであることを望んでおり、彼の死は我々全員にとって大きな損失です」

 また、デイヴィッド・モイーズ監督も次のようなコメントを発表した。

「この知らせを聞いて非常に悲しんでいます。選手とトレーニング場のスタッフを代表して、この非常に困難な時期にデイヴィッド・ゴールド氏のご家族に心からお悔やみを申し上げます。ゴールド氏はラッシュ・グリーン(トレーニング場)の常連で、いつも私や選手たちを大いに支え、励ましてくれました。彼がクラブを心から愛し、真のサポーターであったことは明らかです。彼は舞台裏で働く人々に大きな関心を寄せており、できることは何でも手伝いたいとの思いを抱いていました。彼がいなくなることは、とても寂しいことです」

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