プレミアリーグ第19節が4日に行われ、トッテナムとクリスタル・パレスが対戦した。
FIFAワールドカップカタール2022による中断期間が明けてから、トッテナムは調子が上がらない。第17節のブレントフォード戦は2点のビハインドを追い付いてドローで終了。前節のアストン・ヴィラ戦は0－2と完敗を喫しており、2試合連続勝ち星から見放されている。上位争いに付いていくためにも、3試合ぶりの白星を掴みたい。一方、クリスタル・パレスは現在11位。中断期間を終えてからは1勝1敗という成績で、強敵トッテナム相手に2連勝を狙う。
トッテナムは前節からスターティングメンバーを2名変更。エリック・ダイアー、オリヴァー・スキップが先発に復帰した。一方、クリスタル・パレスは勝利した前節のボーンマス戦と同じ11名が並んでいる。
試合は序盤からトッテナムのブライアン・ヒルが積極的な姿勢を見せて2本のシュートを放ったものの、両者決め手を欠いたまま時間が経過。45分間が終わってもスコアは動かず、前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると立ち上がりに試合が動く。48分、セカンドボールを拾った流れからB・ヒルが前線でボールを収め、左サイドへと展開する。イヴァン・ペリシッチがクロスボールを送ると、最後はハリー・ケインが頭で押し込んだ。トッテナムが先制に成功している。
続く53分には再びトッテナム。ダイアーからのロングフィードにマット・ドハーティが反応するも、ボールはうまく繋がらない。だが、こぼれ球を拾ったケインがB・ヒルとのワンツーでボックス内に侵入。右足を振り抜いてネットを揺らし、スパーズが大きな追加点を決めた。
さらに68分、左サイド高い位置でボールを収めたケインが中央へ送ると、ソン・フンミンがボックス右の深い位置に侵入。最後はドハーティが流し込み、トッテナムが勝利を決定付ける3点目を記録した。続く72分にはB・ヒルの落としを受けたケインが前線へ浮き球のボールを供給。抜け出したソンが相手との競り合いを制してフィニッシュを沈め、プレミアリーグ11試合ぶりのゴールを挙げている。
試合はこのままタイムアップ。中断明けは苦しい時期を過ごしていたトッテナムが、プレミアリーグ3試合ぶりの勝利を飾った。一方、クリスタル・パレスは2試合ぶりの黒星となっている。
次節、トッテナムはFAカップ3回戦を挟み、15日にホームでアーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”に臨む。一方、クリスタル・パレスもFAカップ3回戦を戦った後、15日に敵地でチェルシーと対戦予定だ。
【スコア】
クリスタル・パレス 0－4 トッテナム
【得点者】
0－1 48分 ハリー・ケイン（トッテナム）
0－2 53分 ハリー・ケイン（トッテナム）
0－3 68分 マット・ドハーティ（トッテナム）
0－4 72分 ソン・フンミン（トッテナム）
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