“バルセロナ・ダービー”はマテウ・ラオス劇場に…バルサ、連勝ストップでレアルと勝ち点並ぶ

 ラ・リーガ第15節が31日に行われ、バルセロナとエスパニョールが対戦した。

 FIFAワールドカップカタール2022が終わり、ついにラ・リーガが再開。暫定2位のバルセロナと暫定17位のエスパニョールによる“バルセロナ・ダービー”が『カンプ・ノウ』で行われた。

 試合の均衡が破れたのは7分、ホームのバルセロナが先制する。左コーナーキックからハフィーニャがアウトスイングのボールを送り、ニアのロベルト・レヴァンドフスキが頭ですらす。ファーポストの奥にいたアンドレアス・クリステンセンが頭で折り返すと、ゴール前に飛び込んだマルコス・アロンソがヘディングで押し込んだ。

 その後もバルセロナがボールを持って押し込む時間が続いたものの、前半のうちに追加点は奪えない。ホームチームは1点リードで折り返す。

 後半も一方的な展開に。バルセロナは55分、フリーキックの2次攻撃で決定機を迎える。右サイドに流れたボールを回収したM・アロンソがクロスを送り、ゴール前のロベルト・レヴァンドフスキが頭で合わせたものの、わずかに枠の左へと外れた。

 なんとか耐え続けるエスパニョールは、73分にビッグチャンスが訪れる。ホセルがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得すると、自らキッカーを務める。ど真ん中へと蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 試合がヒートアップするなか、カードで試合をコントロールしようとするアントニオ・マテウ・ラオス主審の悪癖が発動。74分から76分にかけて両チーム合わせて5枚のイエローカードが飛び交うと、78分にはバルセロナのジョルディ・アルバが主審への抗議で2枚目のイエローカードを受け取り退場する。さらに80分、エスパニョールのヴィニシウス・ソウザが“危険なタックル”で2枚目のイエローカードを受け取ると、その直後にレアンドロ・カブレラも故意に相手を削ったとして一発退場となる。しかし、VARの助言を受けたマテウ・ラオス主審は、オンフィールドレビューでカブレラに対する判定を変更。残り時間はともに10人で戦うことになった。

 その後もバルセロナが攻める時間となったが、最後まで追加点が遠い。両チームのベンチも含めて計16枚のイエローカードと2枚のレッドカードが出された公式戦通算215試合目の“バルセロナ・ダービー”は、1-1ドローに終わった。連勝が「5」で止まったバルセロナはレアル・マドリードと勝ち点「38」で並ばれた。

 次節はコパ・デル・レイ3回戦を挟んで行われ、バルセロナは8日に敵地でアトレティコ・マドリード、エスパニョールは7日にホームでジローナと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 1-1 エスパニョール

【得点者】
1-0 7分 マルコス・アロンソ(バルセロナ)
1-1 73分 ホセル(エスパニョール)

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