夏の風物詩「カキ氷」を食べると頭がキーンとなる症状の正体

この季節になったら絶対に食べたくなる夏の風物詩「カキ氷」。夏祭りなどの催しごとに行くと多くのカキ氷店が立ち並び、カキ氷をほお張りながら歩いている人も少なくありませんよね。そんなカキ氷ですが、カキ氷を急に口にかっ込むと頭がキーンと痛んだ経験はありませんか?実はあのカキ氷を食べたときに出るキーンとした頭痛には、ちゃんと名前があるそうなのです。カキ氷で頭がキーンとなる症状の正体について迫っていきましょう。

極端に冷たいものを食べると発症する「アイスクリーム頭痛」
カキ氷はもちろんのこと、アイスクリームなどの極端に冷たいものを食べることで発生する頭痛は医学的にも正式に「アイスクリーム頭痛」と呼ばれているそうです。個人的にアイスクリームよりカキ氷の方が頭がキーンとする割合が全然多いと思いますが、カキ氷頭痛ではなく、あくまでアイスクリーム頭痛だというそうで。このアイスクリーム頭痛が起こるメカニズムはどのようになっているのでしょうか。

アイスクリーム頭痛を発生させる2つの仮説
実はこのカキ氷で頭がキーンとするアイスクリーム頭痛の確かなメカニズムは、未だ解明されていません。ただその可能性として考えられる、2つの仮説が唱えられています。ひとつは脳への伝達信号によるもの、そしてもうひとつは血管の膨張です。

■脳への伝達信号によるもの、という説
カキ氷やアイスクリームなどの冷たいものを食べた際、これが喉を通過することで、わたしたちの喉に存在する三叉神経に刺激が伝わります。この三叉神経の刺激に伴い脳へ伝達される伝達信号を脳が勘違いした結果、頭がキーンとする頭痛が発生するとのこと。

■血管の膨張、という説
カキ氷やアイスクリームなどの冷たいものを口に含んだ際、口の中の温度が急激に低下します。それに伴う身体の反射として、体温を上昇させようとする動きが見られます。血管を膨張させて血流を一時的に増大させるのです。この際に頭の血管も一時的に膨張し、炎症に発展するなどして頭痛が発生するとのこと。

カキ氷のキーンを予防するには?
カキ氷やアイスクリームによるキーンとした頭痛は予防が可能です。具多的には冷たいものをゆっくり食べること、そして他の暖かい食べ物と一緒に食べることです。たったこれだけでも未然にアイスクリーム頭痛が防げるようですよ。それと思わず油断してアイスクリーム頭痛が出てしまった場合は、おでこ・こみかみを冷たいもので冷やすことで痛み引いていくそうです。カキ氷好きのあなたは是非覚えておきましょうね。

余談ですがアイスが風邪予防に効果的な場合もあります。夏風邪の時には上手に活用してください。ただしアイスの食べ過ぎには注意してくださいね。

writer:サプリ編集部

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