眠さが止まらない!そんなあなたは「過眠症」という病気かも

次の日の朝のため、毎日しっかりと睡眠はとっている。それにも関わらず日中が眠たくてしょうがない、眠気が我慢できない、果てにはうたた寝してしまう。そんなあなたはもしかして「過眠症」であるかもしれません。日中の予期せぬ眠気は、大きな失敗や事故を引き起こしてしまう恐れもあります。たかが眠気と馬鹿に出来ない、「過眠症」という病気について紹介します。

「過眠症」とはどのような病気?
睡眠障害の一種として知られる「過眠症」。「過眠症」患者の方には、夜間に十分な睡眠、長時間の睡眠をとっているにも関わらず、日中に耐え難い眠気に襲われる、もしくは眠りに落ちてしまう、といった特徴が見られます。普通日中に眠気に襲われるという人は、夜間に十分な睡眠をとらず睡眠不足であるのが一般的ですが、「過眠症」患者は十分な睡眠をとっているのにも関わらず強い眠気に襲われるため、まさに”過眠”の状態にある病気であるのです。ちなみに昼食後に軽く眠くなってしまう程度の症状はこの病気に該当しません。「過眠症」はあくまでも、耐え難い眠気、起きているのが困難なレベルの症状を指す病気なのです。

「過眠症」にもいくつか種類がある
同じ「過眠症」でも、いくつかの種類に分かれており、それぞれ症状や発症頻度が異なります。まず「過眠症」の中で最もメジャーかつ、発症頻度の高いものとされているのが、「ナルコレプシー」と呼ばれる過眠症です。「ナルコレプシー」は、夜間に十分な時間の睡眠をとっていても、その眠りは浅く、何度も目を覚ましてしまうことや、日中に10分~20分程度、何度も眠りについてしまう特徴があります。ちなみに現実と混同してしまうような夢を見たり、金縛りを伴うことが頻繁にあるのも特徴のひとつだそうです。「ナルコレプシー」に次いで発症頻度の高いのが「特発性過眠症」と呼ばれる過眠症です。「特発性過眠症」は夜間にぐっすり眠りについているのにも関わらず、日中においても数時間の眠りについてしまうのが大きな特徴です。

その原因ははっきりとしていない
これら「過眠症」の原因は、残念ながらまだはっきりとしていないのが現状です。可能性のひとつとして、脳の覚醒機能の異常や、夜間の睡眠障害が指摘されてはいます。ちなみに理想の睡眠時間は7時間とされているのに対し、5時間睡眠を一週間続けることにより、ナルコレプシーといった過眠症と同等の眠気に襲われることがわかっています。日中に強い眠気を感じている人の誰しもが「過眠症」を発症しているわけでもないということです。とはいえ自分に「過眠症」の症状が見られるという方は、念のためにも医療機関を受診しておくことをおすすめします。病院では睡眠を含む生活習慣の指導や、薬物療法といった、有効な治療方法について紹介してくれることでしょう。(仕事中の眠気を抑える効果的方法)(もしかしてロングスリーパー?自分の睡眠リズムを知ろう )。これらの記事も合わせてチェックしてみてください。

writer:サプリ編集部

externallink関連リンク

睡眠時にビクッとなる「ジャーキング」を予防しよう 睡眠は色次第?よく眠るために取り込みたいカラーの話 不眠になる前に確認!悪夢を見てしまう原因とは デスクワーカー必見。仕事中の眠気を抑える効果的方法 まぶたがピクピクするのは放っておいても大丈夫?
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)