最近になって目にすることが増えたビタミンD の存在。筋肉や免疫力の増強など様々な効果が報告されていますが、実は女性にこそ知ってほしい優れた働きがあるのです。女性にありがちなあらゆる悩みを打破するビタミンDの効果をご紹介していきますね。
ビタミンDの濃度が妊活に影響を与える
ビタミンDには不妊の治療に関連する働きがあることが、最近になって注目されています。着床率や妊娠率の低い女性には、ビタミンDが欠乏している傾向が見られているのです。また、ビタミンDの濃度が高い人ほど流産のリスクが低い傾向もあるように、ビタミンDと女性の妊娠の関連性は切っても切り離せません。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を手助けする働きもあります。内臓を守る存在である骨がカルシウムによって増強されることで、子宮を守る働きも強まります。また、骨盤を強くして妊娠・出産に適した身体をつくることにも繋がりますよ。
更年期障害による骨折リスクを下げる
歳を重ねるごとに、女性には更年期障害のリスクがどんどん高まっていきますよね。更年期障害は、女性ホルモンの減少によって身体に起きる様々なトラブルのこと。女性ホルモンには骨密度を左右する働きもあるため、更年期を迎えた女性は骨折のリスクも高まっているのです。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にする働きがありますから、更年期障害による骨密度の減少も予防できますね。
女性にありがちなうつを抑制する
女性は生理の関係や更年期障害など、女性ホルモンの分泌量によってうつ症状を引き起こしやすくなっています。現在ビタミンDの不足がうつを招く一因になっていると考えられています。そのため、ビタミンDを積極的に摂取することで生理や更年期といったホルモンの分泌量によるうつを抑制する効果が期待できるのです。
UV対策をする女性はビタミンDが不足しがち
ビタミンDは魚や卵などからも摂取できますが、太陽光を浴びることによる生成が欠かせません。しかし健康や美容の観点からUV対策を行う女性が急増しているため、ビタミンD不足に陥る人も増えている状態に…。ビタミンDの持つ効果は、女性にこそ実感してほしいものばかりです。1日15分でも良いので、のんびり日光浴をしてビタミンDの生成に取り組んでみてくださいね。
writer:さじや