イギリス国防省は2026年11月5日、ロシア軍の複数のSu-34戦闘爆撃機が、ウクライナ軍のミサイル攻撃によって撃破されたとの見解を示しました。
やはりロング・ネプチューンによる攻撃か
イギリス国防省は2026年11月5日、ロシア軍の複数のSu-34戦闘爆撃機が、ウクライナ軍のミサイル攻撃によって撃破されたとの見解を示しました。
これは、10月14日から15日にかけて、ロシア西部のボリソグレブスク飛行場に対して行われた攻撃についての分析です。これまでウクライナ軍は、同攻撃でSu-34を複数機撃破したと発表していましたが、イギリス国防省は、撃破された機体は2~4機と推定しています。
飛行場への攻撃については、ウクライナが開発したロング・ネプチューンが使われたとされています。同飛行場にはパーンツィリ-S1近接防空システムが配備されていたほか、駐機場所にも防護措置が施されていたとされますが、同ミサイルの攻撃を防ぐには不十分だったとの見解を示しています。
ロング・ネプチューンは、ウクライナが開発した対艦ミサイル「ネプチューン」の射程を延長し、地上目標への攻撃にも対応できるよう改良した巡航ミサイルです。従来型の射程約280kmから大幅に延長され、最大射程は約1,000kmに達するといわれています。
元となったネプチューンは、2022年4月にロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を撃沈したことで知られるミサイルです。改良型のロング・ネプチューンについても、長距離を飛翔し、低空から侵入する特性を持つことから、ロシア軍の防空網にとって迎撃が難しい部類のミサイルとみられています。
また、ロング・ネプチューンのような長距離飛翔が可能なミサイルをウクライナ軍が投入したことで、ロシア軍は防空ミサイルの保有数に限りがあるなか、広大な地域に点在する軍事拠点のすべてを防護することが難しくなっているとの見方もあります。