【ニューヨーク時事】米野党民主党が大勝した中間選挙で、予測市場プラットフォーム大手「カルシ」の予測が上院選で争われた35議席中、少なくとも32議席で的中したことが4日、分かった。今回の選挙は予測市場の精度を巡って「過去最大の試練」(ロイター通信)とされていたが、正確性に関する一定の評価は保たれた形だ。
予測市場では、政治やスポーツなどさまざまな事象に関する結果を予想してお金を賭けることができる。中間選挙直前となる米東部時間2日深夜時点のカルシの予測と、実際の当落を比較したところ、4日午後10時現在、上院選35議席のうち、32議席で的中。その中には、53%の確率で民主党勝利を見込んでいた、接戦のアイオワ州も含む。
ただ、67%の確率で共和党勝利と見ていた南部サウスカロライナ州に関しては、民主党が議席を取り、予測を外した。アラスカ州とミシシッピ州では、まだ結果が判明していない。
同時に行われた州知事選では、60%の確率で共和党勝利と予想していたテキサス州で外した。その他の州はおおむね予測通りの結果となった。
下院選では民主党の大勝を予想。近い結果となっているが、一部で高い勝率を見込んだ候補が敗れるケースも生じている。
予測市場は2024年の米大統領選で、主要メディアが接戦と報じる中、トランプ氏の勝率が高いと予測したことで注目された。ただ、賭博目的の利用者がいることや、賭け金全体の額が小さい場合などは、予測が大口の賭けに「操作」される恐れがあるといった問題点も指摘される。
ロイター通信によると、今回の中間選挙関連では予測市場全体で14億8000万ドル(約2300億円)超が賭けられた。
〔写真説明〕「カルシ」の予測市場プラットフォームにおける米上院議員選挙の当落予想(2日深夜時点)