テネリフェ(スペイン2部)のスペイン人FWヘスス・デ・ミゲルが、試合中に重傷を負ったことで亡くなったことを受け、アンドラに所属する赤道ギニア代表GKヘスス・オウォノが声明を発表した。4日、大手メディア『ESPN』やイギリスメディア『スカイスポーツ』などが伝えている。
30歳だったデ・ミゲルは今月2日に行われたラ・リーガ・ハイパーモーション(ラ・リーガ2部)第12節のアンドラ戦の2-2で迎えた後半アディショナルタイムに、カウンターを防ごうとセンターサークル内まで飛び出してきたGKオウォノと衝突。GKオウォノのひざがデ・ミゲルの胸付近に直撃したことでデ・ミゲルはピッチ上で動かなくなり、医療スタッフによる処置を受けた後、救急車で病院へ搬送された。
衝突の後に心肺停止状態に陥ったデ・ミゲルは、救急車内で医療スタッフによる心肺蘇生術(CPR)によって脈拍が回復し、容体は安定したものの、依然として意識は戻っていないことが報じられ、3日午前8時に亡くなったことがテネリフェより発表された。
この事態を受け、クラブを通じて声明を発表したGKオウォノは「今は人生で最も困難な日々です。言葉が見つからず、何が起きたのかを整理することも非常に難しい状況です」と心境を綴りながら、次のようにデ・ミゲルの遺族に対して哀悼の意を表している。
「ヘススを失ったことに対し、計り知れないほどの痛みを感じています。彼自身、そして彼の家族、彼を愛したすべての人々に思いを寄せています」
「今後、向き合うべき多くの課題があることは理解しています。何が起ころうとも、最大限の敬意を持ってそれに向き合うつもりです。今は正直なところ、ヘススのこと、そして私たち全員が感じているこの痛み以外、何も考えられません。ヘスス、安らかに眠ってください」
なお、オンライン上で人種差別的な中傷を浴びせられていたGKオウォノは3日に自身のインスタグラムのアカウントを停止。赤道ギニアサッカー連盟も3日、深い悲しみと苦悩の中にいるオウォノへの支持を表明している。
デ・ミゲルが亡くなったことがスペインサッカー界に大きな衝撃を与えているなか、スペインの法律では事故を含む不自然な死については、司法捜査の対象となるため、こうした事態における規定に基づき、スペイン警察は過失致死の疑いがあるとして捜査を開始していることも伝えられている。