2026年のバロンドール授賞式が26日にイギリス・ロンドンで行われ、バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが初受賞を果たした。
昨シーズンのケインはバイエルンの国内3冠達成に大きく貢献し、ブンデスリーガでは36ゴールを挙げて3年連続の得点王に。全公式戦を通じて51試合出場61ゴールという驚異的な数字を叩き出したほか、今夏に行われたFIFAワールドカップ2026でも6ゴールを記録し、ベスト4進出を果たしたイングランド代表を力強く牽引した。代表とクラブを合わせた公式戦での総ゴール数は73に上り、最多得点者に贈られるゲルト・ミュラー・トロフィーも受賞している。
データサイト『Opta』によると、イングラン人選手のバロンドール受賞は史上5人目で、2001年のマイケル・オーウェン氏(当時:リヴァプール)以来25年ぶり。ブンデスリーガでプレーする選手としては1996年のマティアス・ザマー氏(当時:ドルトムント)以来30年ぶり、バイエルン所属選手としては1981年のカール・ハインツ・ルンメニゲ氏以来45年ぶりの受賞となっている。
また、「33歳90日」での受賞は史上4番目の遅さ。受賞時の年齢でケインを上回っているのは、1956年のスタンリー・マシューズ氏(41歳321日/当時:ブラックプール)、2022年のカリム・ベンゼマ(34歳302日/当時:レアル・マドリード)、1963年のレフ・ヤシン氏(34歳56日/当時:ディナモ・モスクワ)だけだ。
サッカー界最大の栄光を手にしたケインだが、特筆すべきはその決定力と一貫性だ。同一シーズンにおいて、クラブと代表を合わせて公式戦70ゴール以上を記録したのは2011-12シーズンのリオネル・メッシ(82ゴール/当時:バルセロナ)以来2人目の快挙。クラブでの公式戦61ゴールという記録は、2014-15シーズンのクリスティアーノ・ロナウド(当時:レアル・マドリード)以来で、同じ期間に欧州5大リーグでプレーしたどの選手よりも19ゴール多い。
また、昨シーズンのすべての公式戦におけるPKを除いたデータでは、放ったシュートの24.1%がゴールに繋がっており、実際の得点数はゴール期待値を20.3も上回っていたとのこと。さらに3試合以上連続で無得点に終わることは一度もなかったようだ。このことから、ケインが確実にチャンスを仕留め、継続してゴールネットを揺らし続けていたことがうかがえる。