10月15日に続編がスタートしたフジテレビ系木曜劇場「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜22時~)に出演する生田絵梨花(いくた・えりか/29)と小関裕太(こせき・ゆうた/31)にインタビュー。続編からの参加・続投が決まったときの心境や、夫婦役ならではの撮影の裏側について語ってもらった。【インタビュー前編】
◆「波うららかに、めおと日和」続編
同作品は、西香はち氏による人気コミックス(講談社「コミックDAYS」連載)が実写化された、ハートフル・昭和ラブコメ。前作では、芳根京子演じる主人公・江端なつ美と、本田響矢演じる帝国海軍勤めの夫・瀧昌による、歯がゆくも愛らしい“甘酸っぱい時間”が丁寧に描かれ、手を取り合うことすらままならない初々しい2人の姿に日本中が夢中に。続編では舞台を“昭和12年”へと移し、少しずつ歩みを始めた“江端夫婦”のその後が、より深く、より愛おしく描き出される。
前作で“瀧なつ”と並んで人気を集めたのが、芙美子と深見による“ふかふみ”カップル。今作では2人の新婚生活も描かれる。
生田は続編からの新キャストとして、なつ美の友人で深見龍之介(小関)の妻・芙美子を演じる。芙美子は名家で育った品格と可憐さを持ち合わせ、教養も高く、タイピストとして活躍していたサバサバとした女性。前作から続投する小関演じる深見は、瀧昌の同僚で、容姿端麗かつ優秀な、とにかく女性にモテる色男。一筋縄ではいかない芙美子と、そんな芙美子に振り回されながらも愛おしむ深見。2人の駆け引きにも注目が集まっている。
◆生田絵梨花&小関裕太、出演・続編決定時の心境
― 生田さんは今回出演オファーを受けたときのお気持ちから教えてください。
生田:最初は本当に驚きました。私も一視聴者として前作を拝見していましたし、皆様に愛されている作品・役柄だからこそ、「私に務まるだろうか」という強い不安がありました。
でも芳根ちゃんから直接お電話をいただいて、作品にかける思いを聞いたり、「芙美子さんという大切な役だからこそ、普段から関係性のある、いくちゃん(生田)に演じてもらえたらとても心強い」という言葉をもらったりして、それならば、自分の持ち得る限りの力を尽くしたいと思ったんです。芳根ちゃんの熱意を聞いて「私も参加したい」と感じました。
― 小関さんは前作に続いてのご出演となりますが、続編についてお聞きになった際はどのようなお気持ちでしたか?
小関:昨年の時点で、キャストやスタッフの間で「続編があったらいいよね」「再集結できたらいいよね」「セットも残しておいてくださいね!」という話をしていたんです。なので、実際にその夢やイメージが叶ってすごく嬉しかったですし、「またあの作品に戻れるんだな」とほっとするような温かい気持ちになりました。
◆生田絵梨花&小関裕太、夫婦役で感じた安心感
― お二人は共演経験も多いですが、今回夫婦役として共演されてみて、「相手役がこの人で良かった」と感じた瞬間やエピソードがあれば教えてください。
生田:私は続編からという特殊な参加の仕方だったので、もし今までの共演経験がなかったら、とても緊張していただろうし、探り探りになっていた部分も多かったと思います。でも、小関くんが相手だったからこそ最初から肩の力を抜いていられましたし、気になることや不安な点も何でも相談できたので、本当に心強かったです。
― 作品での演技についてもご相談されたのですか?
小関:質問はしてくれたのですが、僕がちゃんと答えられた記憶がないです(笑)。
生田:(笑)。
小関:「どうなんだろうね~」みたいな(笑)。
生田:小関くんって面白くて、ほぐしてくれるんです(笑)。
小関:いやいやいや(笑)!
生田:質問への答えの内容というよりも…
小関:内容は期待されていないみたいです(笑)。
生田:(笑)。内容も期待しているけど、変化球の返しが来てもすごく楽しい気持ちになれる(笑)。常に心をほぐしていただいています!
― 本当に良い雰囲気で撮影されているんですね!
生田:はい!おかげさまで!
小関:僕としてもすごく安心感があって。僕としては「さも最初からいたかのように、絵梨花ちゃんの芙美子さんを受け止められたらな」という思いがありました。駆け引きや掛け合いが大切な作品であり、“ふかふみ”という関係性なので、2人ならではのテンポを大切にしたいと考えていたんです。実際に演じてみると話しやすさと安心感があったのですごく入りやすかったです。
◆生田絵梨花&小関裕太、段階を踏んで初の夫婦役
― 仲が良いからこそ、夫婦役を演じる上で照れくささのようなものはありましたか?
小関:ないかも…。
生田:分かる(笑)!
生田&小関:(笑)。
生田:良いんだか悪いんだかだね(笑)。
小関:ナチュラルな感じです。今までご一緒させていただいた役では、ちゃんと結ばれなくて。
生田:そうだね!
小関:それで言うと、ようやくというか、初めて夫婦という役柄なんです。
生田:かなり段階を踏んでいるよね。学生、プロポーズ、別れちゃったけど恋人役、今回は夫婦役…みたいな(笑)。段階を踏んでいるので、安定感があるのかも(笑)。
小関:そうかも(笑)。道のりを辿ってきたよね(笑)。
◆小関裕太、生田絵梨花の白無垢姿は「すごく素敵でした」
― 第2話では結婚式の白無垢のシーンがありましたが、実際に撮影されていかがでしたか?
小関:とても似合っており、美しかったです。
生田:ありがとうございます!嬉しい。
小関:台本のト書きには「深見がハッとする」という風に書かれていて、期待感のあるシーンになっていて。平野(眞)監督からも「立ち上がってしまうくらい驚いてほしい」と指示があったのですが、実際に扉が開いて現れた姿を見た瞬間、自然とハッとさせられるような雰囲気と姿だったので、すごく素敵でした。
生田:良かった…。最初に台本を読んだとき、「まるで絵画のようだ」というト書きがあって(笑)。
小関:あった!「まだ顔は映らない」みたいな(笑)。すごい溜めるじゃんって(笑)。
生田:そこが登場のシーンだったので、すごくプレッシャーだったんです(笑)。しきりに監督に「このト書き消せますか?」と確認したくらい(笑)。
小関:ト書き消すってなかなかないけどね(笑)。
生田:「そこだけご相談なんですけど…」みたいな(笑)。でも、ナチュラルにリアクションをしていただけたと聞いて安心しました。
小関:白無垢がすっごく似合っていました。
生田:あ~良かった。私はそのシーンで目が合ったときに、小関くんにとっては前作とは違う芙美子がいるはずなのに、これまで過ごしてきた時間や温度感を宿した目をしてくれていると感じて、その目を見たときに「あ、大丈夫だ」と思えました。
小関:嬉しい!
◆生田絵梨花&小関裕太、昭和初期の撮影ならではの苦労
― 昭和初期が舞台となっていますが、この作品ならではの空気感や所作で魅力を感じた部分はありますか?
小関:畳の部屋でのシーンが多いです。役柄的に正座をする場面がたくさんあるのですが、ワンシーンを長回しで撮影することも多いので、待機中も含めて正座をし続ける。そうすると、足がしびれて「やばい…」となるのは、昭和設定、そして和をテーマにした作品ならではだなと思います。
― 長時間正座されているんですね。
小関:アングルチェックや照明調整中も、体勢を崩すと衣装が崩れてしまうので、同じ体勢を保つ必要があって。僕は正座があまり得意ではないのですが、絵梨花ちゃんはいつも涼しい顔をしていて。
生田:(笑)。
小関:この間も白無垢は着るのも大変で肩も絶対に重いし、カツラで首なども辛いだろうに、微動だにしなくて。僕は途中でリタイアしていました(笑)。
生田:(笑)。白無垢は実際に当時のものを使っていて、衣装やセットに自然とその時代に連れて行ってもらっている感じがします。
― 当時のものを使われているということで、相当重かったと思いますが、体勢を保つために工夫したことはありますか?
生田:どうなんでしょう…。…耐える(笑)?
小関:やっぱり耐えてたんだ(笑)。それはそうだよね(笑)。
生田:「重いな」と思いながら、じっと耐えていました(笑)。
小関:僕も当時の大礼服を使っていて。そこに誂をして、刺繍を付け足して最新バージョンにした衣装を纏いました。そういった細かい部分にもこだわりがあるんだなと感じました。
★後編では芳根京子・本田響矢との現場エピソードや、出会った当初から変わった部分・変わらない部分について語ってもらった。
(modelpress編集部)
◆生田絵梨花(いくた・えりか)プロフィール
1997年1月22日生まれ、東京都出身(ドイツ・デュッセルドルフ生まれ)。乃木坂46を2021年末に卒業。主な出演作はドラマ「オールドルーキー」(TBS系/2022年)、「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系/2022年)、「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ系/2023年)、「アンメット-ある脳外科医の日記-」(カンテレ・フジテレビ系/2024年)、NHK連続テレビ小説「風、薫る」(2026年)、映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」(2022年)、ミュージカル「四月は君の嘘」など。
◆小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール
1995年6月8日生まれ、東京都出身。子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々なドラマや映画に出演。主な出演作はドラマ「癒しのお隣さんには秘密がある」(日本テレビ系/2023年)、「大奥」(フジテレビ系/2024年)、「不適切にもほどがある!」(TBS系/2024年)、「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系/2024年)、「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系/2025年)、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(2026年)、舞台「キングダム」(2023年)、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(2024年)、ミュージカル「レッドブック ~私は私を語るひと~」(2026年)など。