アスレティック・ビルバオを率いるエディン・テルジッチ監督が、GK版バロンドールにあたる『ヤシン・トロフィー』の有力候補として挙げられる、GKウナイ・シモンに賛辞を送った。25日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現地時間26日に2025-26シーズンの『ヤシン・トロフィー』の受賞者が発表されるなか、有力候補と目されているウナイ・シモン。このバスク人守護神は、FIFAワールドカップ2026で『8試合1失点』と『649分間無失点』という2つの大会レコードを樹立したのと同時に、スペイン代表の4大会ぶり2度目の優勝に大きく貢献。『ゴールデングローブ賞』も受賞した。
ウナイ・シモンは、ホン・ウリアルテ会長らとともにロンドンで行われる表彰式に出席するとのこと。そんななかで25日、テルジッチ監督は「とても誇らしく思うよ。ただ、それを示すのにトロフィーなんてものはいらないんだ。我々のチームには、ウナイの“黄金の手”がすでにあるのだからね」と個人賞という物差しはさほど重要ではないとした上で、「是非、手にしてほしいと願っている。これまで以上に受賞に値すると思っているからね。もちろん、我々から彼に対する敬意は、ゴールキーパーとしても、一人の人間としても、決して変わることはない」とピッチ上でのプレーと、ピッチ外での振る舞いの両方に賛辞を送っている。
2年前の“約束”が、ついに日の目を見るかもしれない。アスレティック・ビルバオとスペイン代表の正守護神は2024年5月、ビッグクラブからのオファーを蹴り、自身のルーツと2029年夏まで契約を延長した。「僕はアスレティック・ビルバオで、世界最高のGKを目指す」と、常にタイトルを争うクラブへとステップアップするより、故郷のクラブにキャリアを捧げたいという気高い決断だったのだ。すでに『ゴールデングローブ賞』でその夢は叶えたようなものだが、『ヤシン・トロフィー』との2冠で“世界最高のGK”の称号を確固たるものとするのだろうか。