法人に支配者報告義務=マネロン対策へ法案閣議決定

日本の造船業、グループに集約?

 政府は23日、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)などによるマネーロンダリング(資金洗浄)への対策を強化するため、法人に実質的支配者(ベネフィシャルオーナー、BO)に関する情報の届け出を義務付ける法案を閣議決定した。今国会中の成立を目指す。
 国際社会では近年、ペーパーカンパニーを使ったマネロンが相次ぎ、BOの把握が必要との認識が広がっている。先進7カ国(G7)で届け出義務がないのは日本だけで、国際組織「金融活動作業部会」(FATF)が法整備を求めている。
 義務の対象となるのは、上場企業を除く内国法人と、国内で活動する一部の外国法人。議決権の25%超を持つ個人などをBOと定義し、法人の設立時などにBOの氏名、住所、生年月日、国籍を法務局に届け出るよう求める。違反があれば、書面などで催告した上で罰則を科す。