Prime Videoにて順次配信中の嵐の過去ライブアーカイブ映像。10月15日からは新たなライブ映像の配信がスタートし、SNSを中心に大きな反響を呼んでいる。本記事では、デビュー15周年を迎えた2014年から翌2015年にかけて開催された3公演をピックアップ。結成の地・ハワイ、東京ドーム、そして復興への願いを込めた宮城――それぞれの“特別な場所”で刻まれた名演の見どころを紐解いていく。【Vol.2】
◆「ARASHI BLAST in Hawaii」
結成の地に凱旋 15年の歩みを凝縮した“嵐ヒストリー”
デビュー15周年のアニバーサリーイヤーのクライマックスとして、2014年9月19日・20日に開催された「ARASHI BLAST in Hawaii」。1999年にグループを結成した“運命の地”ハワイで、2日間で30,000人を動員した、同地で最大級規模のコンサートだ。
度肝を抜いたのが、メンバーがヘリコプターで会場に登場するオープニング。結成の地への凱旋を華々しく告げる演出で、野外ならではのスケールを冒頭から存分に見せつける。
ライブは、デビュー曲「A・RA・SHI」から当時の最新シングル「誰も知らない」まで、15年の歩みを5年ずつ3つのパートに区切り、パフォーマンスと映像で振り返る構成。「Lucky Man」「五里霧中」「ハダシの未来」「PIKA☆NCHI」といった初期の楽曲から、「Love so sweet」「Happiness」「Believe」などのヒット曲、そして10周年記念ソング「5×10」まで、嵐の歴史をたどるように全30曲が披露される。グループの軌跡を一つのライブで俯瞰できる構成は、嵐のライブを初めて観る人にもおすすめしたい一作だ。
ハワイアンアレンジに野外の開放感――始まりと終わりを結ぶ「A・RA・SHI」
ハワイというロケーションならではの演出も見逃せない。「マイガール」「Everything」はハワイアンバージョンにアレンジされ、南国の空気をまとった柔らかなサウンドで会場を包み込む。「Summer Splash!」「CARNIVAL NIGHT part2」では野外の開放感が溢れ、後半には「ワイルド アット ハート」「GUTS!」「感謝カンゲキ雨嵐」と、会場の熱気を一段と高めるナンバーが続いていく。
そして、オープニングを飾った「A・RA・SHI」が、ラストで再び歌われるのも本公演の象徴的なポイント。メンバーはヘリコプターに乗り込み、会場のファンが「A・RA・SHI」を歌いながら5人を見送る。始まりの地で、始まりの曲に帰ってくる――度肝を抜くオープニングから感涙のラストまで、15年分の想いが詰まった一生忘れられない夜のメモリアルとなっている。
◆「ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN」
最先端テクノロジーと生身のパフォーマンスの融合
2014年10月にリリースした13枚目のオリジナルアルバム「THE DIGITALIAN」を携えた、全国5大ドーム公演。“デジタルとヒューマンの融合”をコンセプトに掲げた本ツアーは、最先端テクノロジーと生身のパフォーマンスの融合に挑んだステージ。無線制御ペンライトを本格的に導入し、客席全体が光で一体となる演出を実現したほか、心拍数や筋電センサーを用いた演出など、革新的な仕掛けを次々と提示した。アルバムの幕開けを担う「Asterisk」でライブがスタートすると、「Take Off !!!!!」「Wonderful」と勢いよく畳みかけ、近未来的な世界観へと観客を引き込んでいく。
リミックスで生まれ変わる名曲と、予想を超えるスケールの体験
アルバム曲を中心にした本編では、「Imaging Crazy」「Tell me why」「TRAP」などクールな楽曲が並ぶ一方、「Troublemaker」「Lucky Man」はDIGITALIANリミックスで披露され、お馴染みの楽曲が新たな表情を見せる。さらに「Hope in the darkness」「Zero-G」と、アルバムの核をなすナンバーでコンセプトを鮮やかに体現していく。
後半には「SUNRISE日本」「サクラ咲ケ」「Love so sweet」「Happiness」「Monster」などヒット曲も続々と登場し、コンセプチュアルな世界観と嵐らしい王道のステージを一度に味わえるのも魅力。巨大なドーム空間をフルに生かし、“デジタル”をテーマにエンターテインメントの可能性を広げた、嵐の先進性と挑み続ける情熱が詰まった一作だ。
◆「ARASHI BLAST in Miyagi」
8年ぶりの宮城公演 20万人超と作り上げた夢と感動の祭典
宮城県からの招致により、2015年9月19・20・22・23日にひとめぼれスタジアム宮城(現・キューアンドエーススタジアム宮城)で開催された「ARASHI BLAST in Miyagi」。嵐にとって8年ぶりとなる宮城公演にて、同地で最大級規模の公演となった。
観客の目を釘付けにしたのが、オープニングの登場シーン。メインステージ上部の王冠部分に5人が姿を現したかと思えば、特効の音とともにその姿が消え、次の瞬間には客席へと放射状に伸びる5本の花道の先にそれぞれ登場。まるでイリュージョンのような“瞬間移動”の演出で、スタジアムを一気に驚きと歓声で包み込む。
「BLAST」公演ならではの豪華なセットリストも見どころの一つ。「ワイルド アット ハート」「PIKA☆NCHI」「Happiness」「Troublemaker」と人気曲で幕を開け、「愛を叫べ」「青空の下、キミのとなり」といった当時のシングル曲から、「Love so sweet」「サクラ咲ケ」「A・RA・SHI」などの定番曲までがずらりと並ぶ。さらに世界初の5人乗りフライングシステム“ARASHI 3Dフライング”をはじめ、野外というロケーションを生かした演出の数々で、巨大スタジアムを縦横無尽に駆け巡る。
合唱部と歌う「感謝カンゲキ雨嵐」――復興への想いを込めたステージ
本公演を語るうえで欠かせないのが、被災地復興への思いを込めた企画の数々だ。被災した県内の高校の合唱部と一緒に歌う「感謝カンゲキ雨嵐」では、5人と高校生たちの歌声が重なり、会場を温かな感動で包み込む。また、仙台の郷土芸能「すずめ踊り」とのコラボも実現。「ハダシの未来」「CARNIVAL NIGHT part2」はお祭りバージョンで披露され、地元のパフォーマーやスタッフ、20万人超のオーディエンスとともにお祭りムードを作り上げていく。
ラストを飾るのは「ユメニカケル」。復興への願いを込めて舞い降りた嵐と、その場に集ったすべての人が作り上げた空間を、いつでも追体験できる鮮やかな記録だ。
Prime Videoで順次配信される珠玉のライブ映像とともに、それぞれの“特別な場所”で刻まれた嵐の圧倒的なパフォーマンスと、5人が生み出す感動の空間をぜひ体感してみてはいかがだろうか。