レアル・ソシエダに所属するMF久保建英が、18日のラ・リーガ第9節マラガ戦で1ゴール1アシストを記録。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が、そのパフォーマンスぶりを分析した。
「ラ・レアルの右サイドがこれほど輝いたのは、本当に久しぶりのことだった」と同紙は伝える。久保は18日、マラガ戦で公式戦7試合ぶりにスタメン出場すると、3分にカットインからの左足という得意の形でネットを揺らした。さらに59分には、ミケル・オヤルサバルのゴールをアシスト。日本代表のスターが、苦悩した302日間に“アディオス”を告げるかのような活躍で、5-2の勝利に導いた。
そして試合後、『ムンド・デポルティーボ』は「タケ・クボ、昇る太陽のようにレアル・ソシエダに道を照らす」と青と白の14番が、あの頃のように、勝利の立役者となったと形容。続けて、「タケ・クボはスランプに陥り、周囲からは不安の声も上がり始めていた。本調子には程遠く、ゴールやアシストを記録できない上、ワールドカップでのあの忌まわしい膝のケガによる精神的・肉体的な後遺症にも苦しめられた。かつてのようなプレーができずにいたのだ」と苦悩の日々を振り返りつつ、「昨シーズンからすでに多くの疑問符が投げかけられており、今シーズンもまた、期待外れなスタートになるかと思えた。けれどこの世界において、たった一つの閃きが、流れを劇的に変えてしまうことがある」とゴールが自信を呼び覚ましたと綴った。
さらに同紙は、「その最初の閃きが彼に笑顔を取り戻させ、試合はアンダルシアのチームの守備陣にとって苦難の連続となった。クボはマラガの左サイドバック、(ホセ・)サリナスを完全に翻弄。(フアン・)フネス監督は、ハーフタイムにサリナスを下げて(アダム・)アズヌを投入せざるを得なくなったが、それでも“日本の旋風”を止めるには至らなかった」とコメント。「背番号14を背負った彼は、オヤルサバルが決めた3点目をアシストし、自身の記録にさらなる貢献を刻んだ」と素晴らしいパフォーマンスだったと記した。
また、「この日本人選手の復活は、背後にいた相棒のおかげでより一層際立った」と指摘するスペイン紙は、右SBエクトル・フォルト(久保と縦関係)との相性にも触れ、「この若きサイドバックは、クボの先制点の起点となっている。巧みにディフェンダーを外側に引きつけて、チームメイトのために内側のスペースを用意したのだ」とオフ・ザ・ボールの動きが効果的だったことを解説すると同時に、「この日本人選手にとって最高の相棒となり得る攻撃力を備えたサイドバック」と付け加えている。
ケガによるコンディション不良や同ポジションのライバルの台頭で、チーム内での序列が下がっていた久保。ようやく“夜明け”が近づいてきた25歳は、この試合をきっかけに、かつての輝きを取り戻せるのだろうか。次戦は、22日のヨーロッパリーグ第3節リールストロム戦となる。
【ゴラッソ】302日ぶりのゴールを決めた久保建英