開通から34年、外環道そばの「ポツンと橋脚」がついに変化! 「あと5基新設します」 いよいよ建設本格化の「新高速&新PA」

空き家の85%、1年後も空き家

外環道と東埼玉道路の接続点にできる新たなJCTとPAの工事が進捗しています。34年前の開通からずっと使われていなかった橋脚群にも変化が。新たな橋脚の建設も進んでいます。

工事が本格化している「八条白鳥」交差点

 埼玉県八潮市で外環道の新たなJCT「草加八潮JCT(仮称)」および、大型パーキングエリアとなる「外環八潮PA・スマートIC」の建設工事が進んでいます。2026年10月現在の現場では、新たに設けられるランプの橋脚の新設工事に加え、1992年の外環道開通時から30年以上使われないまま残されていた橋脚にも囲いが設けられ、耐震補強などが行われています。

 計画の核となる草加八潮JCTは、国道4号「東埼玉道路」の広大な中央分離帯に建設される自動車専用部(有料道路)と外環道をT字状に接続する拠点です。外環道の下道である国道298号から東埼玉道路が分岐する八条白鳥交差点付近がJCTの予定地です。

 JCTの北東側に位置する約8ヘクタールの敷地では、地上に設けられるスマートICを併設する外環八潮PAの建設工事が進められています。同PAは内・外回り合わせて約480台の駐車容量を計画しており、新倉PAの約4倍という大きな施設となる見込みです。

 東埼玉道路の専用部についても工事は始まっているものの、道路に沿って橋脚基礎が立ち並んでいくような段階にはなっておらず、まだまだ時間がかかります。一方、ちょっと興味深いのが、JCT関連の工事について、PAの反対側にあたる外環道南側の下部工工事なども含めて「ジャンクションをつくっています」ではなく「パーキングエリアをつくっています」という看板が立っていることです。

 NEXCO東日本関東支社によると、「外環道から外環八潮PAへ接続するランプ及び、東埼玉道路専用部へ接続するランプを一体で整備します」とのことですが、PAとスマートICが先行して開業するだけでも、渋滞緩和には効果がありそうです。

ポツンと橋脚には「一番高いランプ」が載る

 東埼玉道路の沿道には日本最大級のショッピングモールであるイオン越谷レイクタウンがありますが、東京方面からアクセスする場合は、草加ICや首都高三郷出入口から国道298号経由で行き来しなければなりません。この途中の国道298号が非常に混雑します。東埼玉道路の一般部から外環八潮PAのスマートICを通じて外環道にアクセスできれば交通分散につながる可能性があります。

 今後、草加八潮JCT周辺はどのようになっていくのでしょうか。NEXCO東日本関東支社は次のように話します。

「弊社が新設する外環八潮PA及び東埼玉道路専用部へ接続するランプの橋脚は計35基あり、そのうち八条白鳥交差点付近の北側に、外環道と並行して5基を新設予定です。外環八潮PAへの接続に必要なランプは計4本。上部工の工事量については、鋼重(新設する鋼製橋桁の合計重量)約9600トンとなります」

 PAから外環道をはさんで反対側(外環道の南東側)では、30年以上前の段階で設けられていた橋脚類の耐震補強が進められてきましたが、今後はPAの対角線上にあたる外環道南西側で既設の鋼製橋脚も耐震補強などを行うといいます。

 そして、八条白鳥交差点の北側で30年来、ポツンと1本だけ立っていた橋脚についても、必要な補強を行ったうえで、橋桁を架設していくということです。ちなみにこの橋脚は、4本のランプの中で最も高い位置を通る外環道内回りから東埼玉道路およびPAへのオフランプを支えます。

 なお、PAの供用時期については「工事の進捗状況等をふまえ、完成の目途が立った段階でお知らせいたします」ということです。