アトレティコ・マドリードに所属するMFアレックス・バエナに対して、ディエゴ・シメオネ監督や現地紙『マルカ』が賛辞を送っている。
「ワールドカップで、一つの上のレベルに到達した」とは、ディエゴ・シメオネ監督の弁だ。アレックス・バエナがロヒブランコス新時代の“主人公”になりつつある。
バエナは17日、ラ・リーガ第9節エスパニョール戦で62分から途中出場。すると89分、バイタルエリアがフリーとなった瞬間を見逃さず、右足のシュートをゴールネットに突き刺した。これが決勝点となり、1-0の勝利と公式戦6連勝の立役者に。個人としても11試合で5得点3アシストで、加入1年目の昨シーズンのスタッツを早くも上回った。
FIFAワールドカップ2026優勝および史上3人目のグランドスラムを成し遂げたこの夏から、絶好調を維持するバエナ。スペイン紙『マルカ』は、ここまでの凄まじい活躍ぶりを「バエナ、バロンドールに間に合うぞ」とウィットに富んだ言い回しで表現しつつ、「バロンドールの候補者として、バエナの名前を挙げてみてはどうだろうか。ノミネートされた他の選手たちとは少しタイプが異なるかもしれない。ただ彼は、欧州も世界も制覇した。そして、“新たなグリーズマン”…というアトレティが大きな期待を寄せる存在へと成長したのだから」と改めて、この個人賞に値してもおかしくないほどのパフォーマンスだと強調した。
続けて、「ここまで公式戦11試合出場で5ゴール3アシストと結果を残している。もちろん数字だけでは判断できないし、他の選手ほど“マーケティング上の魅力”という点では物足りないかもしれない」とした上で、「比較はさておき、彼は今、昨シーズンに期待された役割をしっかり果たし始めている。遅すぎることはない。国際的な舞台で彼が評価の対象となるべき時は、まさに今なのだ」と日の目を見るタイミングだと記した。
またディエゴ・シメオネ監督も、試合後の記者会見でバエナについて、「見れば分かる。彼は今、とても好調だ」と語り、「昨シーズンは好調なスタートを切ったけど、ケガの影響でトップフォームを保てなかった。彼自身が望んでいたようなシーズンじゃなかったね」と述懐。そして、「ワールドカップで、一つの上のレベルに到達した。ゲームの捉え方が他の選手とは一線を画している。自信も深まってより強くなった。我々が求めていた選手だ。彼がその実力を存分に発揮できるよう、プレータイムをうまく管理していく必要がある」と賛辞を送っている。
バエナは昨夏、アントワーヌ・グリーズマンが去った次の時代を担う存在としてアトレティコ・マドリードに加入した。そして今、赤と白の中心が“10番”だと世界中が認識し始めている。
【ゴラッソ】アトレティコを勝利に導いたバエナの一撃